問題提起

文科省の省益にメス。そもそも大学を乱立させたのは自民党の文教族じゃなかったのか?
田中真紀子文科相。来春開学予定の3大学を「不許可」にすると発言。新設を認めた審議会答申を覆す異例の判断に仰天したが。結果は、やっぱり問題大臣だとメディアが決めつけ煽りに煽って、発言から5日で謝罪撤回。元の鞘に収まり関係者の猛反発は実ったのだが・・・
どうも、私にはスッキリしない。
少子化で、定員割れの大学が50校以上あるにも拘らず、文科省が新設大学を認め続けることが。
世の常は、需要が減れば供給も淘汰される。それが、教育と名が付けば逆行するのか?減らすのは問題が生じるかもしれないが、増やす理由が見つからない。
時代の趨勢として新たな学部や学科が必要ならば、既存大学で変更すればよい。
それに、大学教授と称する人も多過ぎないか?ひと昔まえは、末は博士か大臣か?そんな夢が社会にあったのだが。大学教授も大臣も粗製濫造の極みではないか。
文科省は暴走おばさんの問題提起を受け「新設大学の認可基準や大学設置・学校法人審議会のあり方を見直す・・・ための検討会を発足させ、14年春開校をめざす学校法人や自治体の申請に間に合うよう、13年2月中に結論出す」と方針を明確にした。
そもそも文科省の主な予算は学校への補助金、助成金の配分である。ということは、新設大学を増やせば予算が増えることになる。この暴走おばさんの問題提起は、その文科省の省益にメスいれたことにならないか。(考え過ぎかも知れないが)
それにつけても。メディア煽りに同調して、またぞろ「大臣問責」すると力む、自民党に。政権を担う資格があるとはとても思えない。文教族が利権をあさり、大学を乱立したのは誰だったんだと、言わねばならないだろう。Goto

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