中国国防白書

北朝鮮の挑発行為とどっこいどっこいじゃないのか?
大上段に振りかざすのも、気が引けるのですが。日中関係について、私はどちらかと申しますと、親中派の積もりですが、少々目に余る気がしますので・・・。08年87,000人の死者をだした四川省で、また地震が発生しました。被災状況は報道でしかわかりませんが・・・
習主席は被災地に入った軍に「戦えば必ず勝」の精神で取り組めと檄を飛ばすなど、中国政府の必死の体制が伝わってきますが、中には、習新政権の迅速な対応を強調するあまり「報道の主人公は被災者ではなく、指導者になっていないか。主客転倒だ」などとの批判も聞こえますが。思惑が透ける様ではよろしくありませんね。
日本政府も、支援を申しでたそうですが、中国側は支援を申し出た諸国に謝意表した上で「現時点で救助・医療要因の数や救援物資は足りている」として支援隊派遣などは辞退しているそうです。安易に支援を求めないところが中国らしいですが、報道の映像に写し出される被災者の姿に・・・頑なは宜しくないのではと思わないでもありません。
中国国防白書。「海洋強国の建設は国家の重要な発展戦略である。断固として海洋権益を守ることが軍の重要な職責だ」と海洋への膨張路線を強調している。夢を語る習主席は「中華民族の偉大な復興の夢とは強軍の夢だ」と強軍路線が夢だと語っている現れでしょうか。
海軍の基地を視察した折にも「強軍の目標を胸に刻み、その実践に身を捧げよ」と命じたと読売新聞の社説は論じている。読売がことさら中国の軍事大国路線を煽るのも如何なものかと思うのだが。この時代に軍拡路線とは・・・やっぱり頂けない。
海洋強国建設なんて・・・尖閣問題が標的・・まるで火に油を注ぐようなモノ。これでは北朝鮮の挑発行為とどっこいどっこいじゃないでしょうか。中国は一党独裁で人権も無いし、まともな国じゃないと批判する人達の声が大きくなるばかり・・・。今時、軍拡路線を強調するなんて・・・何を焦っているのか。何を血迷っているのか。弱ったものです。
日本と中国は一衣帯水。中国5000年の歴史に学びたいと願う市井のおっさんとしても。
四川省の被災者に思いを馳せれば馳せるほどに・・・受け入れ難い、習新政権の国防白書である。Goto

コメント