土曜半ドンに。

極端から極端へではねぇ・・・・
土曜日が休日扱いになって何年になるのだろうか。私の世代、土曜は半ドンでしたが。公立学校の場合は02年度から土曜日は子どもを学校から地域に返し、地域の教育力によって育てるとの理念で「完全週5日制」がスタートしました。
企業は定かではありませんが。日本の大企業では、1日は体を休める、1日は自分を磨く・・・そんな理念の元、松下電器(Panasonic)が最初に導入したと言われています。これは眉唾だと思うのですが。バブル期。日米の貿易不均衡が生じ、その解決に日本人の労働時間を減らすよう米国が圧力を掛けたから・・・そうなったとの説もあります。
官公庁の週休2日制がいつからかも不明ですが。世間相場を見ながら、最初は月1回、次に隔週、そして完全週休2日に移行したようで学校より前からだそうです。
朝日新聞と民間の小中学校保護者意識調査(13年1月)では「学校週6日制」に80,7%が賛成。自民党は選挙公約(先の衆院選)で「土曜授業の実現」を明記。文科相も改革に意欲を示しています。(この公約が引き続き参院選の公約で実現するかどうかはわかりませんが)
もしも見送られますと。保護者は土曜授業を実施している私立学校に子どもを通わせる傾向がますます強くなるのではないでしょうか。だとしますと、そもそも論として地域で教育するとの考え方があまりにも便宜的で、ポピュリズム以外のなにものでもなかったことになります。
学校と企業の週休2日制を同列に捉えるのはおかしいのですが。企業は効率的に生産性をあげなければ成り立ちません。労働時間をどうするかは、企業にとって死活問題です。中核のメンバーが祝祭日と土曜、そして有給休暇含め年間140日・・・まともに休むとなると大方の企業は息の根が止まるでしょう。
また、週6日制反対の理由が教職員の負担が増えるからでは、私立学校が週6日制で運営されているのに理屈が通らないのではと思うのですが。働かなければ企業は苦しくなると同様、子どもの勉強時間を減らせば、学力が身に付かないも理にかなっているのではないでしょうか。
中をとってとは申しませんが。日本人は極端から極端に走りがちです。学校を6日制にするのも一案ですが、企業も含め土曜は半ドンがちょうど良いのではと思います。Goto

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