手前味噌

助け合い、励ましあって「脳の体力」を付ける・・・
この8月で満3年になります。石の上にも三年。真面目に、真摯に取り組んできた人は・・着実に「基礎体力がついた」と思っています。体力といっても筋肉とか運動神経ではありません。「脳の体力」・・人間力・国語力が着実に身についてきました。
そうなんです。我が社の全社員が毎朝実践している朝日新聞の名物コラム「天声人語」の書写のことです。一口に3年と申しますが。約1000回です。学生時代も真面目に勉強したことのない連中が、仕事前のひと時を利用して、コツコツと書写するんです。大変な努力です。
「継続は力」なんて、言い古された薀蓄を題材にしようと思っているわけではありません。
最初は嫌々、仕方なしにやらされた。全員がやってるのだから逃げるわけにもいかない。一日ぐらいはサボってもと思うんだが、内部監査のチェック対象にも入ってる。面倒だ。糞ったれと思いながらも、続けてきたら。
いつの間にか。世の中の動きを知るようになり、社会に興味を持つようになり、発する言葉に深みがでて、お客様との会話も弾み、仕事もはかどる。そして、最近は人間に厚みが出てきたなんて、言われることもある。確実に脳の何処かが変わってきたのが実感できる。そうなんです。「脳の体力」がついてきたのです。
どんな人間でも、「体力」を身に付けようと思えば、同じことを3年間毎日やり続ければ、確実に身に付くのです。そんなことは誰でも分かっている。しかし、問題は3年間続けられないことです。
朝日新聞の「まなあさ」(新聞に学ぼう・6/20朝刊)で東京都の二つの中学校で「天声人語書写」を取り入れ、どんな効果があがっているかを取材。いずれも学力が飛躍的に伸びたと報告しています。そうなんです。先生に強要されて始めたのですが、辛抱した生徒たちは「脳の体力」がついたのです。
人間は弱い動物です。一人では生きられない動物です。
周りの人と助け合い、励ましあって生きているのです。
「天声人語」の書写・・・たわいないことかもしれませんが、我が社の社員全員が、お互い励まし合い、毎日取り組んでいる・・その真摯な姿勢を・・・手前味噌ですが、私は誇りに思っています。Goto
IMG_1219.jpg

コメント

  1. GOTO より:

    恐縮です。あくまでも手前味噌ですから。お許しを。
    でも、全社員頑張って続けています。
    ありがたいことです。Goto

  2. リミスキー より:

    社員の皆さん、すごいですね。感心してしまいます。
    世間を見る目が変わるんですね。それも徐々に・・・。
    わが社でも取り入れてみようかな?と真剣に考えています。