一面比べ

毎日新聞の農業関連書籍広告特集・・・圧巻ですね。
新聞の一面をじっくり眺めたことがありますか?読むんじゃないんです。眺めるのです。
日によって違いますが。何紙(私が読んでる6紙)も並べて見ますと、そこは編集者と申しますか、整理部、いや一面担当者の職人技を見るが如くです。
写真は7/18・木曜日の各紙一面です。前日、取り立てて大事件もニュースも無かったのでしょう。トップ記事が割れています。朝日・毎日・岐阜は投票日まで後3日と迫った参院選。朝日は与党の過半数確実と終盤情勢が。私的にはこの記事は頂けません。余りにも投票日と近すぎます。
毎日はネット選挙の影響度を。候補者のつぶやく場所とか有権者がつぶやいた言葉は何かを立命大との共同研究を発表。選挙情勢とは違いますが。私的には、新聞社がネット選挙を剥きになって報じる意味がどこにあるのか?大いに疑問です。
ネット選挙で投票率が上がるとでも思っているのでしょうか。若者が押しかけるとでも。
ネット選挙じゃなくて、ネット投票が可能になれば別ですが。そうなれば、ネットで候補者情報、政党の考え方、選挙情勢を見る人が圧倒的に増え、新聞の必要性がまた問われてしまうんですが。
岐阜新聞は選挙選がスタートしてから、政策ごとに関係者に取材、一面で地元ならではの丁寧な紙面作りをしています。その最終編が掲載。記者諸氏の努力に敬意を表します。
日経・読売・中日は選挙報道なしで、読売の新型出生前診断陽生で確定後2人中絶と厳しい問題を。日経は半導体増産に大手メーカーが大型投資開始と、日経らしいトップ記事。中日は空自の次期戦闘機を国内防衛産業が製造に参入、政府と契約。製造業の情報をつぶさに。愛知が部品メーカーの集積地だからか。
いやいや。一面トップの記事の解説になってしまいましたが。私が一面を眺める。と申しますのは。読み易さ追求しながら。右肩から左下へと、囲み記事や、天気予報を巧みにレイアウトし、時には窓広告に目を止めさせ、最後に下段の広告へと読者を誘う。芸術じゃないですか。
もう一度各紙の一面を比べてみて下さい。ご覧ください。
一面の広告欄って、書籍広告じゃなければ、おさまりが悪いですよねぇ。それも、2段八分の一で8冊の本が紹介されていると落ち着くと思いませんか。
たまさか何ですが。読売と中日が6冊を紹介。そうしますと、芸術作品がちょっぴりケバケバしく感じませんか。日経、毎日、朝日の8冊紹介紙面と比べてみて下さい。岐阜の2冊は・・・広告局に頑張って貰いたいですね。せっかくの取材記事が浮いてしまうでしょ。(絵画の品評みたいですが)
それにしても、この日の一面比べ・・・毎日の農業関連書籍の広告特集が圧巻です。Goto
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毎日新聞                朝日新聞                岐阜新聞  
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日本経済新聞             読売新聞                中日新聞

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