自虐史観とイノベーションが合致しないのですが・・・
まぁーなんと風が吹き荒れる場面が多いことか。題名が「風立ちぬ」だから仕方がないと思うのですが。アニメと申しますか、漫画には興味がないので、話題の作品ですが観るか観ないか?随分、迷ったのですが・・・結局、「宮崎駿」監督のアニメ映画を始めて観てしまいました。
評論も感想も述べるつもりはありませんが。
実に丁寧な作りで、「昭和初期の時代絵画」の世界に引きずり込まれたようでした。山里の原風景が見事に描かれて、美しい映像でした。ストーリーはさて置き。これがクールジャパンなのかと、ある意味、感動しました。
戦前の話ですから、80年ほど前になるのでしょうか。あの時代も今も大切なのはイノベーション。イノベーションは天才とは申しませんが、少なくとも養成されたエリートによって拓かれるモノだと実感しました。
その優秀な人材に開発するチャンスを与える大人、あるいは企業や国が なくてはなりません。今の日本は育てる環境は整っていると思うのですが、残念ながら、目先に追われ・・・長い目でイノベーションを育てる風土がないようです。
勤勉な国民が汗水垂らして、規格品を大量に生産する工業国の時代は遥か彼方なってしまいました。今こそ天才やエリートを認め、育む時です。人は誰もが同じでも平等でもありません。人道主義を履き違えますと国は一気に衰退します。優秀で能力のある人は一般の我々とは違います。
そんな人達にイノベーションできる条件環境を与えるべきです。「風立ちぬ」時代である今こそそうあるべきです。私は最近、宮崎駿監督が雑誌の取材に応じ、反改憲を訴えて「思いつきのような方法で憲法を変えようなんてもってのほか」「考えの足らない人間が憲法なんかいじらない方が良い」と述べたり・・
領土問題でも「日本は戦争できる国じゃない」「両方で管理しましょう」と踏み込んで「日本は脇役でも良い。小国主義でいいんです」と語っているのを読み、この人の思想的背景は自虐史観に依拠してるのではと思います。
今・・・この国は、まさに「風立ちぬ」・・猛烈な風が吹いています。
自虐史観の思想でイノベーションを育むことができるのか?すなわちこの作品が航空設計の天才「堀越二郎」に捧げることになるのか?私には疑問が残りました。Goto
コメント
こんにちは。
昨日は、録画してたNHKの「富裕層VS国」を観てました。考えさせられました。
国が富裕層の税率をあげれば移住していなくなる。
国の経済力が一気に衰えていく。
税率を下げれば格差がますます広がる。
富裕層は、ますます富を得る。
もう、汗を流して働くことが、徳と感じない世の中。
世界は一部の天才やエリートの時代になっているのですね。
やっかいなことに富を得た天才を認めないと国は衰退してしまう。
社会保障も雇用もなくなる。
鎖国的国家つくり(人道主義)か、このまま開国を続けるのか。
世界は大げさな話、そんな選択しか残されていないのでしょうか?