老いに抗っても、追い越すのが老いだと聞いても・・・・それでも・・・
今年のカレンダーも遂に最後の一枚になりました。師走だから先生が忙しく走り回るのでしょうが、私的には春の陽光・夏の喧騒・秋の滋味と巡る四季に「頷く」んですが梢に残る一葉を見上げ、カレンダーを眺めますとこの一年・・馬齢を重ねただけだったかと寂寥感が漂います。
私は師走生まれ。10日で前期高齢者の仲間入り・・・だから尚更なんでしょう。
老いを感じている分けではありませんが、定期検査の折、主治医が「お前に言うのも変だが」と前置きして「最近・転倒患者が多い・自分では大丈夫だと踏み込んでも、意外なほど体力は落ちているモノ気を付けろ」と・・・
「まだまだ俺は大丈夫」と笑って聞き流したが・・・体調を崩して2・3日も寝込むと、足が萎え直ぐには立ち上がれなくなるほど衰える・・そんな同世代の話も聞く。救急車で搬送される熱中症患者の大半は高齢者。暑ければ涼しいところで、水を飲めば罹らないのいと思うのだが・・
そうならないのは、動くのが億劫になり「命の危険だとしても、面倒くさい」が先に立って行動に移さないからだ「面倒くさいに要注意」せよと、かの渡辺淳一先生も「老いの処方箋」で・・
老いるってことは、練習してもゴルフの飛距離が落ちることだし、五尺の酒で酔い、脂っこいモノが喉を通らなくなり、食事の量が減ること。自分ではどうすることもできないのが老い。老いの信号は誰もが受け止めたくない。今までできたことができない未来は想像したくない。だからと軽い運動で抗うことはできるのだが・・・それを超えてくるのが老い・・・とも語る。
一葉が梢から落ちる日と、抗っても追い越される老いと、残り一枚のカレンダーとが入り交じる師走だが、今年も何とかここまで辿り着きました。今朝も今朝とて、筋力の衰えを少しでも遅らせるべく、速足散歩にストレッチ、そして若干のスクワットで汗を流し・・・老いに追い越されてなるものかと・・。Goto
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