民主主義

日本列島って、久々に平穏な年末迎えていますねぇ
年末の話題でもないかもしれないが、NHKのニュース9で、大晦日の紅白歌合戦・50回目の出場で紅白引退表明した北島三郎さんの特集を10分ほど放送した(12/18)。これって、日本列島になんの大きな事件もニュースもないってことなんでしょう。
平穏であるに越したことはありません。このまま大きな事件もなく年始を迎えて欲しいと願います。こんな時だからこそ、考えて見たいのが、「民主主義」とは何かについてです。ヒステリックな弁護士達が、一票の格差が拡大しているのを違憲だ、無効だと訴訟を起こしています。
裁判所も「違憲状態」とは判決を下すが「選挙無効」とまでは言わないが・・・憲法と民主主義について考えろと示唆しています。また・・私にはなぜ、国防・軍事の機密を護らない公務員を罰する法律を、目くじら立てて阻止を叫ぶのかさっぱり理解できません・・・
特定秘密保護法が国会を通過、一部メディアと文化人・ジャーナリストと称する人たちが、この法案は「いつか来た道へ引きずりこむ暗黒国家への助走、民主主義の危機だ」と盛んに「異議」を唱え、廃案をと訴えています。民主主義とは何かを問うている問題です。
戦後生まれの私達は、「神国日本・国体護持」を否定、帝国憲法を廃止。平和憲法の元、民主教育なるものを受け「民主」絶対主義に疑念を抱かない社会に暮らして来ました。
私は民主主義を否定するモノではありませんが。総選挙ごとに大揺れする議席は極めて民主的に政権を交代させます。その政権の質によっては民主主義が「民主的」に民主主義を否定する自殺行為すら起こすのが民主主義であることも知るべきではないでしょうか。
民主主義の政治形態である代議制民主主義は、住民投票を形骸化したり、一票の格差を放置したり、秘密法案を強行採決するのは、民主主義の不完全さに他ならないと考えられないでしょうか。だとすると、私達は民主主義をあまりにも一面的にしか捉えていないのではと思います。
民主主義はひとつではない。戦後民主主義を絶対視してきたツケが、様々な歪を起こし始めていると言っても良い。私は民主主義は変化するもので、完成品などではないとの認識で、日本社会に根づいている民主主義を見直べきではと思えて仕方がありません。
あと一週間ほどで訪れる新しい年・・・2014年。人類の如何なる民族も経験したことのない超高齢化社会日本。日本オリジナル民主主義を模索する時代に入ったのではと思うのですが・・・
・・・と、ここまで整理するに、2時間もかっかてしまいました。NHK同様、私も平穏な年末を迎えているのかも知れない。Goto

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