自分の始末は自分で付けられる自分でありたい・・・
晦日です。歳月人を待たずと申しますが。月日の経つのは早いもの。今年も今日と明日を残すのみ。晦日の話題に相応しいかどか?甚だ疑問ですが。朝日新聞が地域総合面で毎週掲載するコラム・・我らが落合博満の「閑話無題」最終回から考えてみたい。
12/5付・・プロになって20年目。俺はフライの処理に絶対の自信を持っていた。ここでいいと待ち構えていた頭上を打球は越え、3メートルも後ろに落ちた・・俺はその捕球ミスをきっかけに引退を決意した。誰が見ても衰えが明らかなのに現役に固執するのは「わがまま」だと思う。
一生現役を続けることは不可能。球団から「もう必要ない」と言われる前に自分でケリを付ける選手になれ、そしたら、この世界で成功したと、胸を張って言えるんじゃないか。自分の始末は自分で付ける。それができなきゃプロじゃないと・・・私もその通りだと思う。
86歳になって、何度凡ミスを繰り返しても、反省も引退もせず新聞メディアの持つ権力にしがみつく老害を駆除するにはどうしたら良いのか。この「閑話無題」を読ませれば良いと思うのだが、新聞社のオーナーだが、新聞もろくに読まないそうだから・・・自分の始末は自分で付けられないのだろう。この「わがまま」はなんとも始末が悪い。
12/19付・・・物事には見ようによって、何通りもの捉え方ができる。ドラゴンズの監督を2年前に引きこの連載始めた。全国を講演して歩き、何万という人と向き合い人は千差万別であることを知った。このコラムは今回で最後、読者の心に何かの足しなったなら幸甚である。
一旦引き受けた仕事はやり遂げるのが俺の流儀。このコラムもドラゴンズのGMに就いた後もなんとか続けてきた。最終回だが・・・GMの責任を全うしたら、紙面で再会する日がくるかもしれない。強いドラゴンズをもう一度お見せするために頑張る。長らくご愛読ありがとう。
中日の監督引退。朝日にコラム連載中に、ドラゴンズGMに就任。でも、一度引き受けた仕事は状況の変化にも動ぜず最後まで全うする。如何にも落合博満らしい。見方よっては「わがまま」極まりない。そのらしさが、魅力である。
自分の始末は自分でつけるのが「わがまま」の真髄だと落合博満さんのコラムから学んだ。
それにしても、今から・・・来年のドラゴンズは楽しみだ。Goto
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