紅白歌合戦

64回目にして、興奮してるんですから・・・私も相当鈍いですね。
NHK年末恒例の紅白歌合戦という国民的テレビ番組ご覧になりましたか?私目・・・よくよく考えますと、放送開始時間には夕食が佳境・程よい時間帯にはご機嫌さんで、うたた寝状態。気がついた頃には最終盤でほとんど見ていない。それが、今回は全編貫徹できました。
理由は簡単で、昨年の大晦日は・・なんの予定も無く、ゆっくりしましたので、夕食が17時から。歳のせいなんでしょうか。忘年会疲れなのか。酒もあまり呑まず、早々に済ませ。ひと寝りして目が覚めたら紅白が始まったからです。
そんなオーバーな話でもないのですが。全編を注視しますと、いやはやなかなかの番組。さすがに天下のNHK。金の掛け方も半端でない。世相も汲み取り構成にも様々な配慮がなされ、出演者も真剣そのもの。こりゃ間違いなく、日本一のエンターテイメント番組です。今更ながらですが、結構、感動しました。
64回目なんですから。終戦から4年目にスタートしたことになります。紅白オタクって方がいるのでは思うんですが。私もそのひとりですが、団塊世代は紅白とともにその年を締めくくってきたことになります。紅白の変遷を辿れば日本のエンターテイメントの戦後が分かるってことでしょう。オタクの評論がでいているでしょうね、探して読んで見たいモノです。
64回目紅白の私の感想です。
美輪明宏さんの「原爆」をモチーフにした「ふるさとの空の下に」・・・を聴きながら「突然お邪魔します。僕は岐阜県洞戸村の後藤数次の息子で・・・」と長崎の伯母を訪ねた・・・18歳のニキビ面の自分が思い出されました。戦争の悲惨さとは違いますが、それから45年近く昵懇にしていただき、出逢いの大切さを学びました。
泉谷しげるさんが目一杯・・・「糞ったれ。こんな時代に負けるんじゃねぇぞ」と虚勢を張る姿に、同世代の悲哀とジレンマを感じると同時に、「この歳になれば、言いたいことは言う。やりたいことはやる。そしてその責任は取る」そんな覚悟に思わず同感・・・でも、汚い男だねぇ。前歯ぐらい入れろよ。
話題をさらった朝連ドラ「あまちゃん」の面々登場。小泉今日子さん、薬師丸ひろ子さんがこの日のために、出場するしないとの葛藤の末・・・若くな自分を自覚しながら、声を絞り、歌唱力を磨こうと努力した結果の「潮騒のメモリー」・・三代前のマーメード・・良かったよ。
で、番組はその頃から郷土色が出てきましたねぇ。水森かおりさんの「伊勢めぐり」・・・・・我が社の「地域みっちゃく生活情報誌」伊勢市で発行する「イセラ」(59,990部発行・全戸配布)が遷宮に沸く伊勢市民の安寧と幸せに貢献できますようにと祈りながら・・豪華なビッグ衣装でしたね。・・・所属の長良プロダクション故長良じゅん会長が偲ばれます。
郷土意識を強調するのも度が過ぎると臭いですが。紅白は歌合戦ではなく。国民の郷土愛、家族愛を確認する日本民族の人間愛の総合エンターテイメントですね。素晴らしいです。NHK担当者の頑張りに敬意を表します。Goto

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