読売展望

編集局の中核を担う部長たちに・・・期待したいが、1000万部の看板はぼちぼち・・・
新年の連載で読売新聞が「展望・2014」なる企画を特集しています。東京本社編集局の各部局・・・の部長が書いています。読売新聞は発行部数1000万部を豪語、影響力は絶大。内容が日本社会に多大の影響力を及ぼします。
その中核人物達が、似顔絵ですが顔写真付きで、今年の展望を書いているのですから「新聞命」の私としては読まねば申し訳ないと思い・・・・。社会保障部長の「介護を選ぶのは思いやりのある子供が多い」が、しかし・・・「介護の世界には賃金が安いため男性の寿退社が業界用語になっている」と憂う発言は介護問題の本質を突く・・・
「団塊世代が75歳以上になる25年には、介護労働者が現在よりも100万人必要になる」との分析には世話になる団塊世代の一人として・・冷静に考えれば100万人なんて到底無理な話。「介護の仕事で社会に役立ちたいという若者の希望を叶える仕組み作りが急務」との意見は理解はできるが・・・介護を受ける側の責任も問わねば・・・展望にはならないと思う。
医療部長の展望はキレが良い。国民一人当たりの医療費は30万1900円。11年度で38兆5850億円である。天文学的数字じゃないですか。「健康維持に努力している人にインセンティブを与えては」「食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで、糖尿病になって入院している人の医療費を俺たちが払っている」とは麻生副総理発言である。大問題になりました。
果たして問題だろうか。麻生さんは「医療や健康に対する意識を変え、その効率化も考えるべき」と言いたいのを彼流の表現で・・・。医療部長は高齢者になっても日常生活に支障のない「健康寿命」延ばす努力が、医療問題本質とズバリ。私的には・・医療は命と直結する。体制にアンチを突き付けるのは難しいが・・読売しかできない既得権益に踏み込んでもらいたい・・・
国際担当も、社会部も政治部もあるが長くなるので・・もう一つ。経済部長の展望について。デフレ脱却の正念場、成長戦略を急げも理解できる。原発停止で海外に支払う追加燃料代は3,6兆円。消費税1%分はるかに超える。安全が確認されれば順次再稼働をすべきと語る・・・読売らしくて良い。
ただ、気がかりは近隣からの寒風、経済と外交・安保を切り離して考えられた時代は過ぎたのかもしれない。不慮の事態への備えも視野に入れる必要があるだろう・・との指摘には、経済のグローバル化、ボーダレス化の視点が欠ける。経済担当としては短絡過ぎると思う。
とは申せ。読売新聞編集局の中核を担う部長クラスの気合いには多いに期待したい。
しかし、1000万部の看板はぼちぼち・・・下ろしたらどうでしょうか。Goto

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