今尚、女性の地位向上、社会進出が叫ばれているのが不思議です。
読売新聞の「くらし家庭面」が創設され、4/3で100周年を迎えたそうです。女性の地位向上と豊かな生活のあり方を読者と模索しながら、一世紀に渡り紙面を織りなしてきた読売新聞に敬意を表します。100年前の紙面を見ながら、新聞の役割とは何かを考えさせられました。
紙面の誕生は大正時代。大正ロマン華やかななりし頃。第一号のコラム「婦人と時勢」では「どうかして今の婦人をもっと幸福なものにしてみたい。家庭も社会もそれによって、どんなに明るくなるでしょう」と呼びかけた。編集主任は小橋三四子。社員には与謝野晶子も。
新聞を読む女性が限られいた時代。首相夫人や伯爵、男爵の令嬢が紹介され(読者層が彼女達だったんでしょうね)鳩山一郎夫人の薫子さんのファションも現代夫人の普段着姿で紹介され。(写真参照)投稿欄、婦人の声も同時にスタート。女学校の卒業式を観た男性から「なぜ泣くのか不思議でならぬの一文を寄せている」・・今にして思えば・・男性は卒業式には泣かなかったんですかねぇ?
などと、100年前の紙面を見ていると興味津々です。
この紙面を見ながら感じることは、100年前も今も。女性の興味と申しますか。人間の興味は変わらないのだということと、残念ですが、100年経っても、女性への差別、偏見、その根底は変わらないのではと思うこと。そして、新聞は100年間にわたり、家庭欄を設け、女性の地位向上を訴えているのに・・・その使命が今尚果たせないのはなぜか?
新聞は・・・・無力なのか。それとも、徐々にではあるが、その役割を果たしているが故に今日の女性の地位があるのか。私には分かりませんが。今尚、この国の成長戦略の中核に女性の社会進出や、地位向上が叫ばれているのが不思議でなりません。Goto
4/3 読売新聞
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