カジノ解禁の功罪

536万人がギャンブル依存症(厚生省研究班)・・・そんなにはいないと思うのですが・・・
我が社の社員は全員、毎朝、朝日新聞の天声人語の書写で一日をスタートさせます。(中には、書写時間が朝でない人もいますが)。私は毎朝、このブログ書きでスタート。寝起きでボーとした頭をシャキッとさせます。(いやいや、頭はずっとボーとして、回転は鈍いままですが)
今日のブログは天声人語(8/22)をお借りします。他紙もそうですが一面のコラムには、見出しが付いていませんので・・・「カジノ解禁の功罪」と付けてみます。内容は厚生省の研究班が推計したギャンブルを我慢できない成人は全体の4,8%、男性に限れば8,7%に達する・・・・
他国は1%前後だというのに。日本では手頃なギャンブルがどこにもあるからだろうと専門家は分析するが。「賭博症候群」(ギャンブル依存症)に苦しんだ俳優はカジノを解禁すれば「病人」が増え社会が荒廃するかもと、カジノ論議に説得力の無用論を述べている・・・と「カジノ解禁の功罪」を問うています。
天声人語にはいつも勉強させて頂いていますが。久々に私と意見が一致しました。私も「カジノ解禁」には反対です。先進国で「カジノのない国」が一つぐらいあっても良いではないですか。海外の観光客で「カジノ」があるから「日本に行こう」なんて人はいませんよ。
むしろ、風光明媚で清潔、安全、安心、そして、歴史に触れることができ、情報、ファッションが行き交う大都市もある。そして、何よりも、おもてなしの心を持った国民性が、観光客を呼ぶのです。カジノも要因になるでしょうが、重要なファクターだと思えません。
成人の4,8%が「ギャンブル依存症」ということは全国に「536万人」いるということです。天声人語で述べている俳優は「ギャンブルには漂うような焦燥感と沈んでいくような快感」に惑わされる。そんな人をこれ以上増やすことに、どれだけの意味があるのでしょうか。Goto

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