マジですか?

よくよく考えても、その意図が分からない広告ですね・・・・
斜陽産業、あるいは歴史的使命、役割を失ったビジネスモデルを再興させるのは、並大抵なことではありません。メディアの業界では、ラジオがその象徴。話題のNHK朝の連ドラ「花子とアン」では、主人公が保守的な放送局の体質に怯まず「子供向け番組」のキャスターを務めるシーンが印象的に放送されています。ラジオの面目躍如・・・
ラジオの役割と使命は、捨てたモノではないと思うのですが。しかし、ラジオの斜陽化は著しい。そこで何とかしたいと思ったのでしょうか。8/23・読売と朝日に「マジです。」と銘打った、文化放送の全ページ広告が掲載されました。(写真参照)
内容が今ひとつ掴めないのですが。スポーツ振興の宝くじ「BIG」の1等当選者が申し出れば、「文化放送」を一日ジャックさせてあげます。但し、お値段は10億円です。ジャックの内容は「放送名をあなたの名前に変えます」「社名看板から名刺まであなたの名前にします」
「全てのジングルを”あなたの名前”放送にします」「社旗も”あなたの名前”にします」「あなたの銅像もロビーに設置します」「オリジナルグッズも作ります」「社歌も、社長室も、複数の番組にも出演できます」「立川志の輔があなたの人生落語を作ります。」「弘兼憲史さんがあなたの漫画を書きます」
「みのもんたさんがあなたの人生を語り、ラジオ番組化します」てなことをやるそうで、その金額が10億円だそうです。これって、「BIG」宝くじを売るための支援広告なんでしょうか?だとすれば、折角10億円当たったのに、文化放送を一日ジャックできるからと言って、宝くじは買いませんよねぇ。
では、何のために広告なんでしょうか。斜陽ラジオ業界の復活のために、面白おかしくひと芝居打ったのでしょうか。だとすれば、チョッと考えモノです。そもそも論を申し上げるわけではありませんが。電波は公共モノで、権力です。万が一、「あなたと称する人」がメディアジャックを真剣に考えたとしたら・・・・
とんでもないことになります。所詮、斜陽のラジオ。なんでもありで、ご自由にどうぞと企画したのかも知れませんが。誤報ニュースを最もらしく流したら大変なことになります。遊びも良いですが。社長の写真の上にまで、お遊びせねばならないほど、焦っているなら、免許を返上してはどうかと思うのですが・・・・
10億円の価値などないと笑って済まされるのも寂しいモノがあります。Goto
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8/23朝日新聞

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