デング熱

「蚊の羽音に驚く」よりもワクチンの開発を急ぐべきではないでしょうか。
9月も下旬に入り随分涼しくなりました。早朝ウォーキングも半袖、短パン姿では、いささか肌寒くなりました。そろそろ衣替えせねばと思っています。しかし、この夏は・・・例年に比べ、よく蚊に刺されました。短パンで田舎道を歩けば、当たり前だと思われるでしょうが・・
去年もその前の夏も、同じ格好で同じ場所を歩いているのですから。今年は異常でした。原因はこの夏は雨量が多く、熱帯地域のように湿度が高く、蚊が発生しやすい環境だったからではと思っています。蚊といえば、デング熱騒動。代々木公園の蚊に刺されデング熱に罹ったと・・・
そんな報道に、右往左往・・・・駆除のため殺虫剤がまかれ、湿気の多い場所のみならず、噴水の水も抜いてしまう徹底ぶり。「水鳥の羽音に、びっくりして一目散に逃げた源平合戦の平家のよう」に大騒ぎ・・・・厚労省は感染しても発症するのは数%、感染しても蚊を室内に入れず、水分補給に注意して安静にしていれば十分だと・・・・発表しても・・・
メディアはアフリカの「デング出血熱」患者の映像を連日放映、全身が内出血で紫色に変色し、手足から出血し、死に追いやる怖いウイルスだと野戦病院のベットに寝かされているような「デング出血熱」患者の映像を繰り返す。そうなるとスパーの棚から虫除けスプレーが消え・・・
殺虫剤を取扱う会社の株が高騰するなど異常な状態になっています。日本人の潔癖症なのか。それともメディアの煽りすぎなのかはわかりませんが。エボラ出血熱なら、そりゃ大事でしょうが。蚊に刺されたぐらいで、この有様。正しい知識を持てば、デング熱ぐらいどってことないのに。
そりゃ、何事にも用心に越したことはありませんが。それにしても、蚊は気温が下がれば死んでしまいます。たまさか、ウイルスを持っている卵で越冬するのが、どのくらいの数になるのかはわかりませんが・・・数は限られるのではないでしょうか。それなのに・・・・
武田薬品がデング熱を予防するワクチンを開発中。来年度には最終試験に入り再来年に欧米で承認を目指すそうです。厚労省がなかなか承認しないので海外で承認をとるそうです。「蚊の羽音に驚いて」いるよりも海外に先んじて厚労省が承認すれば国民は安心するのではと思うのですが、なんともチグハグな・・デング熱騒動です。Goto

コメント