所信表明

覚悟のない首長の首をすげ替えろ。首長とメディアは覚悟を・・・
9/29・「地方創生国会」と銘打った臨時国会が招集されました。9/30・各紙に掲載された安倍首相の所信表明お読みになりましたか?「新聞命」の私、毎日新聞の「核心の説明が足りない」と批判する社説も、「課題は地方だけではなく」と野党に奮起を促す朝日の社説も含め、じっくり読まして頂きました。
「桃源郷のような別世界」・・・徳島の祖谷(いや)に広がる日本の原風景を東洋文化の研究家はそう述べました。鳴門の渦潮など風光明媚な徳島県に今年の上半期、外人観光客が40%増。「アジアの架け橋」沖縄を訪れた外人観光客は過去最高。鳥取・大山の水の恵みを活かした地ビールは売上を伸ばしています。
隠岐の海に浮かぶ島根県海士町は「ないものはない」をロゴマークに「この島にしかないモノを活かし「島のサザエカレー」が大ヒット大きな成功をおさめていますなど、数少ない地方成功例を上げながら、政府は「まち・ひと・しごと創生本部」を創設、これまでとは次元の異なる大胆な地方創生政策を実行します。と、所信表明で「地方創生」への並々ならぬ決意を語ります。
その心意気や良し。他人事と捉えず、地方に生きる一人として、地方で頑張る広告会社として、首相の所信表明が絵に描いた餅にならぬよう、呼応できればと思っています。
首相が示す「地方創生」について私なりの率直な思いを。
人口減少、高齢化、シャッター通り。地方を再生するのは並大抵ではありません。中途半端な気持ちでは挫折は目に見えています。だからこそ、「創生」には覚悟と決意が必要です。
誰が覚悟するのか。勿論、そこに暮らす我々庶民ですが。まず、自治体の首長でなければなりません。首長が「おらがまち・むらを創生」するという覚悟が必要です。行政の公平性とか平等主義をかなぐり捨てて、予断と偏見で、「おらがまちを創生する」のだという覚悟が必要です。その覚悟のない首長の首はすげ替えねばなりません。
マスメディアにも覚悟が必要です。原発稼働の賛否や、集団的自衛権の是非と、地方創生は違います。今、この国を元気にするのは「地方が創意工夫を凝らし」地方の活力を生み出さねば、日本が滅んでしまいます。朝日は社説で、ことさら強調するのは「統一地方選を睨んでだ」と批判しています。
「地方創生」に光明を見出せれば、政権にとっては地方に支持者が増え、地方選が勝利するのは、当たり前でしょう。批判のための批判はやめて、ここは一番、「地方創生」に関しては、とことん支持し、応援すべきです。地方の様々な成功例を積極的に報じて、住民を煽るべきです。
首長とメディアの覚悟があれば、やる気のある若者に勇気を与え「地方創生」の道筋ができると信じます。Goto

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