11/3・柳ヶ瀬で、県立岐阜商業高校と市立岐阜商業高校が提携してイベントを!
岐阜市民・もう忘れてしまったかも知れません。数年前、現市長が、その賛否を賭けて、市長職を辞任。再出馬して民意を問うた「市立岐阜商業高校」の立命館中高校への移管問題。
結果は、対立候補が現れず、肩透かしで終り、方針は容認された形だが・・
その後、行われた市議選でも市長派が多数を占めたにも拘らず・・・関係者の心に深い傷残したまま、更にその後の市長選挙で4期目の当選を果たした現市長、しかし・・立命館が、辞退したらしいとの噂も広がり・・・・この問題は沙汰止み。まともな市民ならば、あれは一体なんだったのかと首を傾げるのだが。
商都といわれた岐阜市。戦前は岐阜市立だった岐阜商業高校は戦後の学区制で、県立に所管が移行した。高度経済成長期に入り商業を学んだ学生の需要は高く、地場産業の既製服業者などの求めに応じ、岐阜市立の商業高校が男子校として誕生、その結果、岐阜市に県岐阜商と市岐商の二校が存在することとなった。
11/3・岐阜市の歓楽街、柳ヶ瀬商店街で、二校が始めて提携して「まちまるごと岐商祭」と銘打ったイベントが催される。市岐商は授業の一環として31年間続けている「市岐商デパート」を校外の柳ヶ瀬に出店。県岐商は創立110周年記念イベントとして、そのデパートに「商品開発部」がお菓子の店を出店・・・
運動系のクラブが部活で獲得した優勝旗(30旗)を披露する。応援部と吹奏楽部も市内をパレード。書道部もパフォーマンスをやるそうで、両校が一体となって柳ヶ瀬の活性化に寄与。商業高校の面目躍如。両校の心意気に期待したい。
話は戻るが。現市長はなぜ、市岐商を立命館に移管しようとしたのか。少子化と財政上の問題で、市立の高校を維持する意味合いがなくなり廃校にしたい。だから、立命館に・・だと言われるが。小中学校の管轄は自治体にあり、高校の所管は公立であろうが私立であろうが県にある。
市立だからといって、県の教育委員会を無視して、勝手に移管などできないのが、学校教育の仕組み。にも関わらず、その仕組みを無視して、県との調整もなく、いきなり、立命館に移管するなどとは、土台無理な話だった。
岐阜市が、本当に、市立岐阜商業を廃校したいのなら。歴史的な経過からしても、両校を一つにすべきである。両校が柳ヶ瀬で初めてイベントもやる時代。現市長は、この問題に頬被りしたままにしせず、頭を下げ、県に両校の統合を要請すべきではないか。それが移管問題に揺れ・・心に深い傷を負った学生たちへの責任の取り方ではないか。Goto
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