100周年記念Suika

東京駅・・・田舎者には、怒号飛び交う怖ろしいところです。
田舎暮らしの私としては、都会は怖いイメージが付き纏います。取分け、江戸出張での「東京駅」の混雑ぶり。新幹線を降り、在来線への改札口で「切符の取り忘れに注意下さい」と壊れたスピーカーのように大声を張り上げる若い駅員の声、「いきなり怒鳴られているよう」・・・
5・6番線の京浜東北線・山の手線で新橋に向うのですが。そこに辿り着くまでが、まるで戦場。モタモタ歩いていると後ろから突き飛ばされそうですし、かといって、急げば、前を歩く人がゴロゴロと引いてるバックが邪魔で足が引っ掛かりそうで、おぼつかない。
チキンレースじゃあるまいに。私をめがけて人が襲って来そう。慌てて避けると、後ろの人とぶつかってしまう。江戸の人は狭い道などですれ違う際、人の足を踏んだりすると、踏まれた方が、「迂闊でした。ごめんなさい」と「うかつあやまり」する江戸しぐさを心得ている・・・
なんて、ノンビリ構えてなどいると飛んでもない。「痛てぇじゃないか。ボケ」とか怒鳴られそう。そんな怖ろしい怒号が東京駅で飛び交う、報道がありました。12/20・開業100年を記念した「Suica」を求める人々が丸の内口に殺到、販売が打ち切られた怒号シーンです。
メディアの評価は「安全確保ができないと判断したJR側に、購入希望者が想定を上回る見通しの甘さが原因」と手厳しいのですが。私的には「記念Suika」の販売よりも、通常利用客の便宜と安全を最優先したJRの措置は正しいと思います。危機管理とは想定外に対処することです。
それと、驚いたのは、販売中止前に買い求めた「記念Suika」が、混乱の最中に、ネットオークションで売買され、2千円の「Suika」に10万円の値がついたことです。生き馬の目を抜く江戸と申しますが。何ともはや、私のような田舎者にはその強欲さが怖いです。
JRは混乱のお詫びにと、希望者全員に購入できるようにすると発表。ネットとハガキで申し込めば誰でも買えるとするそうですが、これも賢明な策です。記念品を求めるマニアの気持ちや、それを高値で売って商売しようなんて感覚を持ち合わせていない私ですが・・・・
イチイチ切符売場で、幾らかと迷いながら切符を買い求め、後ろの人に「早くしろ」と白い目で見られないためにも、田舎者としては、「Suika」ってとても便利そうなので、私も持ってみようと思います。その「Suika」が100年記念品だったら、持って歩くのに気分が良いでしょうから。
年内30日に、もう一度江戸に行きます。東京駅は、帰省客でごった返しているでしょうねぇ。
クワバラ、クワバラ!! Goto

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