不易流行

今年どんな年にしたいのか。変えるべきことと変えぬことを整理して、決めたと思います。
今年をどんな年にするかは、一人ひとりの心の有り様にあります。私は、愛するふるさとの街の中心にデンと構える金華山、その頂上に聳え積雪に映える岐阜城のシルエットを眺めながら、静かに、どうあるべきか。どうありたいか。どうしたいか。どう努力すべきかを必死で考えます。
答えは、難しくありません。去年の自分の生き様を振り返り、その反省を踏まえれば自ずから、その答えが出るからです。ただ言えることは、この仕事を通じ社会に貢献したい。そのために全身全霊尽くす。持てるエネルギーを全力で傾注したい。それには一日一生の精神で生きる。それ以外に、今年を生きる喜びはないと覚悟しているからです。
昨年の話になりますが、教育のクリエーター(先生)を養成する大学がこんなコピーの広告を読売新聞(12/25・朝刊)に掲載しました。私が今年をどんな年にしたいかと思う生き方。そのベースを分かりやすく表現しているコピーだと共鳴できましたので、紹介したいと思います。
変わるものと、変わらないもの。それをしっかり見極めよう。
変わる技術、変わらない人間のつながり。
変わる授業(学校の先生養成大学ですから)変わらない先生の温かさ。
変わる図書館、変わらない子どもの探究心。
変わる教育の方法、変わらない教育の心。
変わるものは、変えなければならない。
変わらないものは、守らなければならない。
私たちは人間の繋がりを大事にしながら、新しい教育のクリエイターを育みなす。
国立大学法人・東京学芸大学は、教育の総合大学です。
新しい年をどう生きるのかを考える基本は、一つひとつ物事に対して、何を変えるのか、何を守るのかをじっくり考えて行動することだと思っています。そのベースはこのコピーが言わんとする「不易流行」の精神ですね。Goto

コメント