訪日外国人を迎える覚悟が必要では・・・・
嬉しいニュースですね。14年、外国人旅行者の日本訪問数が1341万人に達し前年比で30%も増えたんですから。今年は1500万人突破が期待できると国交相。政府は20年・五輪の年に2000万人を目標に掲げていますが、この分では、前倒しで達成するのではと期待が膨らみます。
訪日客の最も多い国は台湾約283万人。続いて韓国、中国、香港、米国、タイ、オーストラリア、マレーシア、シンガポール、英国だそうです。アジア諸国が圧倒的です。この順序を眺めながら、今後の推移を含め考えねばならないことがあります。
私の持論ですが、観光とは観風のこと。その土地の風を感じることだと思っています。風とは、その土地が持つ独特の風土、風景、風味、風俗、風習のこと。観光とは、その土地に行ってその土地の風を楽しむことです。だから、観光ではなく観風です。
風土とはその土地の匂いです。風景とは自然環境です。風味はもちろん、その土地で採れた食べ物です。風俗とはそこに住む人たちの属性です。風習はその土地の習慣や歴史、名所古跡です。私は観光立国狙うからと観風に独特の化粧を施すことはないと思っています。
増加の要因は、政府の覚悟でしょう。それがビザの緩和や免税品の拡大と施策を打ったこと。今はまだ、黄金ルートと呼ばれる。成田空港に降り立ち、東京、富士山、京都、大阪を巡って関空から帰るルートが主流。地方に海外観光客が訪れる本番はこれからでしょう。
我が岐阜県を含む中部9県は中国からの客を狙って能登半島を龍の頭に見立て・・・「昇竜道」と名付け地域が一体となって誘致に。九州地区では香港で流行している新婚旅行「ウェディング・フォト・ツアー」に九州をと・・・。JR東日本は東北地方への誘客に知恵を絞っています。
私は思うのです。私が彼の国へ旅行したとしましょう。もう一度行って見たいと思うとすれば、何がそうさせるのでしょうか。心に残る。心に響く何かがあったからです。その何かを考える必要があります。
まず、大切なことは、黄金ルートを巡る観光客に対して裏切行為がないことです。消費額が2兆円を越したそうですが。黄金ルートの関係者に「悪徳商法」があってはなりません。ここは日本です。観光Gメンを作って監視すべきです。国を挙げて今やるべきです。後手を踏んでは行けないと思います。
日本はもてなしの国です。不快なことがなければ、リピーターになります。リピーターはつぎ日本の何処かにとなり。それが地方へ行ってみようってことになります。欧米の人たちのは、旅行の目的もアジア人たちとはひと味違います。彼らは、黄金ルートよりも地方を選びます。
彼らを迎える地方の心構えは、観光客を迎えるのではなく、観風客を迎えるという覚悟が大切ではないかと思います。観光立国日本に期待します。Goto
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