満員御礼

2015年・大相撲初場所雑感・・・・
大横綱白鵬が史上最多、33回目の優勝を飾って大相撲初場所が終わりました。大の大相撲ファンとしては、先ずはこの大横綱の偉業に敬意を表しつつ、2015年の大相撲を私なりに占ってみます。と、申し上げたい所ですが、全く占う自信はありません・・・・
なんせ、昨年、私が予想した優勝候補はことごとく外れたんですから。で、占うのはヤメて、若干の思いを述べてみます。大相撲って本当に面白くなりましたね。何故か。八百長がなくなって、全てがガチンコになったからです。その証拠が、怪我での休場者が多いことです。
怪我といえば。NHK大河ドラマ平清盛にも出演した、角界で所作が綺麗な力士No,1で「相撲の基本である礼に始まり礼に終わるを体現」できる唯一の力士豊真将が昨年の名古屋場所で膝を故障して途中休場、幕下まで転落して引退。ガチンコの証明。親方で残って欲しいです。
後先なりましたが、不祥事続きで、観戦をためらっておられた天皇・皇后両殿下が、4年ぶりに国技館へ。一番ごとテレビがそのお姿を・・身を乗り出して拍手を送られる。説明役の北の湖理事長「相撲の伝統を守っていく覚悟を一層強めた」の言葉に全てが込められていますね。
それに、ご来場を知らされていなかった観客が、総立ちでお迎えし、お見送りする光景に手を振られる両陛下。いつまでもお元気でと思わずにはいられなかったですね。それと、若・貴フィーバー以来18年ぶりの初場所全日「満員御礼」、先場所の九州では空席がやけに気になったので・・・・大相撲復活を印象付けました。
地方場所もこの勢いで、大相撲人気が高まればと願います。力士の事を。カド番で黒星先行、大関陥落かと地獄をみた豪栄道・・・この試練を乗り越えました。下位との力負け相撲が気になりますが、この経験で相撲が上手くなるのでは。来場所注目です。
プロの洗礼を浴びた逸ノ城、大銀杏が結えるころには、相撲の厳しさを身に付けるのでは。照ノ富士は逸材です。千秋楽の勝ち方、大関候補ですね。宝富士も強くなりました。いずれも伊勢ケ浜部屋。我らが横綱日馬富士が部屋頭。連日激しい稽古が繰り返されているのでしょう。
部屋を楽しむのも相撲の醍醐味かも。6番に終わった注目の遠藤。後半自分の相撲を掴んだ感じです。立会い、下から突っ張って、突き出す。本来は四つ相撲ですが、身体が柔軟です。離れて取る相撲を型にすれば、三役も近いのではと思います。
付け入る隙を与えない大横綱白鵬の強さが際立つ初場所でしたが、若手の台頭が目立ってきました。誰が白鵬の連勝を阻止するのか。プロ野球のキャンプと同様、寒い季節、厳しい稽古、真剣な稽古に耐えたものにこそチャンスが。今から名古屋場所が楽しみです。Goto

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