加点主義

創造的な精神を育むには「引き算」より「足し算」が良い・・・
いやいや、最近、新聞を読んでいて妙になるほどと思うことが多い。例えば、1/31・読売解説欄の経済部次長が書いた「引き算」より「足し算」でのコラム・・など、物事を評価する際、頭に100点満点を描き、ミスったり、上手く行かないと、その分、点数差し引く減点法が・・・
子供の頃から(多分に試験の影響でしょうが)身についていて、ついつい「引き算」で物事を考えてしまう。そうだなぁと腹の底に落ち納得できる。このコラム内容を、大手日本酒メーカーが開発に12年の歳月を掛けノンアルコール飲料「日本酒フリー」を9月に発売。
その醸造過程でアルコール分を抜く「引き算」方式を採用したが、甘酒にしかならず、上手く行かない。そこで、植物繊維や水飴などを組合わせて混ぜ合わせる「足し算」方式に変えたら、ノンアルコールで日本酒らしい味ができたと。(どんな味か試してみたいと思います)
通常企業の人事考課も「引き算・減点方式」、我が社もそうです。ある家電メーカーでは新技術の研究開発など難易度の高い目標を設定し、達成すればボーナスなどに反映させる一方で、失敗してもマイナス評価はしない「加点主義・足し算方式」取り入れているそうです。
「エラーを恐れず打球に飛びつくチャレンジ精神溢れた社員を育てたい」との意図。いったん出来上がったものから何かを削るよりも、ゼロから積み上げる方が、創造的な精神を養うのでしょうと、コラムは結んでいます。妙になるほどと思う。
「引き算」で物事をを考えれば人間萎縮してしまいます。なるほどと気が付いた以上は、我が社に「加点主義・足し算方式」の人事制度を持ち込んだら、どうなるのかまずは検証し、新たな試みにチャレンジしてみようと思います。Goto

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