我田引水

衆院選、新聞17紙・・・共同調査結果に思う・・・・
ネッそうだろうと、胸を張るつもりはありませんが。新聞の効用と申しますか、役割は「ここぞ」と思う調査結果がでました。願わくば、我田引水と批判されないことを望みます。なんの調査かと申しますと「選挙で投票を決める際」何を参考に決めますかとの調査です。
昨年12月の衆院選で、新聞読者の70,1%が、投票を決める際に新聞記事を参考にした。情報源として新聞が最も活用されていたことになります。17紙が合同で調査。2位はテレビ番組で37,6%、3位が選挙公報の28,1%で、前回の参院選と同じだったとのこと。
調査方法は各紙共通の調査システムを活用、衆院選後の12月下旬、インターネットを通じて有効回答を得た。ネットを活用した選挙運動が解禁されて2回目の国政選挙だったが、政党や候補者のホームページを参考にしたとの回答は5,7%で参院選より1,7ポイント減。ソーシャルメディア・SNSも1,5ポイント減の4,0%だったと。(読売新聞2/3・朝刊)
記事の意図は、ネットが意外に参考にされていないのではとなるのだが。私はそうは思わない。参院選も衆院選も野党が転けたままの選挙。そもそも国民の関心が薄い。むしろ、着実にネットからの情報は着実に浸透しているのではないか。
問題は、新聞読者を対象にした調査である事。それで70,1%が少な過ぎるんではないか。記事が読者の参考にならないのか。それとも読者が記事を読んでいないのか。新聞を購読していない有権者も対象に調査すれば、そのポイントは20%以下になるのではと思うのだが。
そのことに想いを致さず・・・選挙の投票行動の情報源がネットは減少傾向で、新聞参考の優位は変わらないなどと安堵しているようなら、我田引水のなにものでもない。新聞各社が取り組むべきことは・・こんな調査結果で浮かれてないで、何をさて置き、読者を増やすことではないでしょうか?Goto

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