苦い薬

社説は新聞社の主張だが・・・理想論を振りかざすだけでは?
チョッピリ煙たい問題について考えてみたい。国の財政再建の問題です。朝日新聞が2/16付・社説で・・首相と財政「苦い薬」を示せるか・・と題して・・・財政再建本気度が見えない。新年度予算を見直し、財政再建への出発点とせよ。そのぐらいの姿勢を見せろと力んでみせた。
結構な論である。我が家も今年90歳になる老母の認知症が進行。施設でお世話になっているが、その介護の至れり尽くせりに、改めて日本の社会保障制度充実に感謝する次第です。が、しかし、果たしてそれで良いのか。こんな手厚い介護が恒久化できるのかとの不安もよぎる。
社説は、財政再建には、成長を伴う税収増、税制改革による増税、歳出の抑制・削減の三つの手段しかないと説く。しかし、朝日の姿勢は、アベノミクスを認めていない。つまり、経済成長路線を否定している。だとすると三つの内、成長による税収増に否定していることになる。
となると、税制改革による増税だが。消費増税には反対の立場である。だとすると、どうすべきなのだろうか。まさか、共産党の主張のように大企業の内部留保を巻き上げろとでも?富裕層の課税を強化とでも・・・そんな乱暴な主張が通るわけがない。
だとすれば。歳出の抑制、削減をするしかない。で、社説は、所得や資産の多い高齢者の給付減や負担増を受け入れさせろと。ということは、裕福な高齢者は自分の事は自分で保障せよということか。それも良かろう。それで、事足りるのか。
私には、歳出の三分の一に膨らむ社会保障費を大幅に削減せよ。苦い薬は国民こぞって飲むべし・・そのために新年度予算を見直せと迫るなら理解できるが。中途半端な財政再建論は百害あって一利なしだと思う。しかし、そこは曖昧にしまま・・・取れるところから獲れでは・・・如何にも暴論だと言わねばならないGoto

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