弥生・3月

様々な別れを乗り越えて、希望への足掛かりに・・・・
春山は笑うと申します。頂きに岐阜城がそびえ故郷の中心にデンと構える金華山。長い冬の眠りから目覚めたのでしょう、新芽が膨らみつつあります。三寒四温、ひと雨ごとに、樹木の微笑みは増していますが、弥生、三月は別れの季節・・・でもあります。
まずは、例年になく雪に見舞われた厳しい冬との別れから、春は始まります。季節の変わり目は、悲しい別れの季節。癌に蝕まれ、病の淵に苦しんでいた親友が春を待たず去って行きました。仲間が集い、遺影を前に忍びました。寂寥です。
年度末です。学校も別れの時を迎えます。我が社の地域みっちゃ生活情報誌の巻頭特集でも、何誌(ぽろん・三重県桑名市・66,715部・全戸配布)かがその地域の中学校、高校の「卒業」を取り上げました。しかし、少子化だと言われます。
高齢化は街を歩けば、実感できるのですが・・・・学校現場と縁遠くなっているせいか・・少子化の方はなかなか実感できません・・・卒業する子供の数が書かれた表紙を見ながら・・・本当に少ないんだなぁと、実感します。でも別れといっても「卒業」の別れは別格ですね。
中高校生はまだ受験せねばならないかも知れませんが、進学すれば希望でしょう。就職すれば、社会人としての期待と不安が入り混じる緊張季節かも知れませんが。次のステップへの別れです。春山の新芽の微笑みのような別れと言えましょうか。
会社も決算月。今年度で何ができたのか。何を積み残したのか。しっかりと点検、総括して、一年を締めくくり、この年度と決別する。そして、新年度に備える準備をする「交差の月」でもあります。時間は止まりません。春は確実に巡ってきます。
季節よりも早く進まぬように、季節に遅れぬように、自分の足元をしっかり見つめ、この年度をやり残したことのない一年間にすべく、もうひと頑張りして、しっかりと決算しなければならない月です。様々な別れを噛み締め、希望への足掛かりの弥生・3月にしたいものです。Goto
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地域みっちゃく生活情報誌?「ぽろん」三重県桑名市

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