新聞少年

生存権を否定するような改憲論が行われているとはとても思えない・・・・
朝日新聞、編集委員どの。「新聞少年の像・生存権の父と改憲論」と題した、ザ・コラムを読みました。まぁ・・・なんとこじつけがお上手なんでしょうか。それが、新聞命(しんぶんいのち)の私の率直な感想です。
あの時代は貧しかったのです。親父殿は薄給、呑んだくれで議論ばかりする地方記者。母親は岐阜の既製服製造のミシンを深夜まで踏み内職を。幸い私は一人息子で、家計を支える必要がなかったのですが。近所の同級生たち何人もが新聞配達のアルバイトで兄弟姉妹を養っていました。
そんな時代の歌に・・「新聞配ってもう三ヶ月、雨や嵐になれたけど、やっぱり夜明けは眠たいな」と歌って大ヒットした山田太郎の「新聞少年」があります。新聞配達は、家計を支えるだけではなく、田舎の子供が、都市部の販売店に住み込みで雇ってもらい、高校や大学に通わせてもらったモノです。その時代はみんな貧しかったんです。
それを知ってか知らずか。憲法を不魔の経典と考えている編集委員氏なんでしょう。新聞少年を盾に憲法25条の「生存権」を絡ませて、憲法改正反対を、9条をはじめとする条文の手直しの前に、そもそも「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」という憲法の三大理念や、生存権など憲法の骨格部分をどう認識しているのか・・・・
それを変えるのか、国民自身が判断する機会が不可欠ではないかのと意気がる。なんとピンとがぼけているのか。そもそも論をここで論じるつもりはないが。誰が憲法の基本である三大理念を変えようとしているのか?誰も変えようなどとは思っていない。
むしろ、激変する国際情勢対処する準備をして置かなければ、それこそ日本国民の生存権が脅かされてしまうと考えるべきではないか。25条が守られなくなるのではないか。編集委員氏は「雨にも負けず元気で働く新聞少年」が存在した時代は「生存権」がなかった。改憲論は再び、生存権がない時代を呼び込むといっている。新聞社の論説委員が、新聞少年を改憲論と絡めて否定してどうするのだと、申し上げたい。Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    ビックリする量の迷惑メールに犯されています。折角頂いたメールに到達するに無用な時間が掛かります。よって、返信が遅れました。捏造をアサってるですか。面白いですね。市井の感性は本物ですね。ありがとうございます。Goto

  2. 風来坊☆ より:

    余談なのですが、
    先日25歳の男性が、嘘をついた私に対し、
    『○×さん、何アサヒってるんですか!』
    それなに?と聞きますと、
    『ねつ造ですよ?』
    あ?なるほど。流行っているみたいです。

  3. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    私もなぜ、朝日新聞が自虐的なのかが知りたいです。
    中韓では朝日の記事が日本の世相だそうです。
    世相に反する日本政府は許しがたい。それが両国の日本批判の根拠です。
    朝日は日本国と日本人を貶めて、この国をどうしたいのでしょうねぇ?私も理解不能です。
    Goto

  4. 風来坊☆ より:

    ただ一言です。
    日本に生まれ、この地で育み、そして生活をしている。
    なぜ朝日は日本よりでない記事を書くのでしょうか。
    社の社是でもあるのでしょうが、自分たちが犯した誤報をもっと受け入れてもらいたいものです。
    我が家はいま、朝日新聞と産経新聞をとっています。
    実に両極端で面白いです。
    いまの若い世代は、新聞によって論調が違うとか全く知りません。
    ですからメディアの出す情報は重要になります。
    注意書きで、我が社は、このような考え方のため、今回はこのように考えます。
    などと注意文を添えていただくと分かりやすいのですが。
    新聞も完全に斜陽です。40代の新聞購読世帯が全体の4割弱な訳ですから、社是に拘るよりも他にすることが…とは思いますが。
    また長々失礼いたしました。