言の葉大賞

ペーパーレスの時代、大切なモノを置き忘れないように・・・
さて、この企画、この催しモノが如何なる意図と主旨でスタートしているのかは分かりませんが、新聞全国紙を使っての華々しい広告(写真参照)・・・内容の如何を問わず、膨大な宣伝費を掛けてのイベント。下世話ですが、予算がどこから出ているのでしょうねぇ。
会の趣旨は「デジタル時代、如何に技術が発達しても、それを応用する人間が磨かれなければならない。それには手で物を書く。意思を伝達する。コミュニケートすることで、アイデアが生まれ、成長し、発明や発見が生まれた。人間の持つ無限の力の根本に手書きという概念がある」
「文字・活字文化の推奨、教育の一環、コミニケーション能力並びに創造力の向上を4本の柱として、恋文大賞を設け、800字に凝縮して原風景や心象風景を手書きの手紙で応募している」「言語の重要性を認識して、思考力や判断力、コミニケーション能力を養うことによって、立派な社会人として未来に貢献する若者が醸造されれば・・・と願う」
なるほど。私は手紙派です。初めてお目に掛かった人、お世話になった人に、手紙で感謝と御礼を申し上げます。メールでやり取りするのが便利で早いのですが。なんとなく、心が伝わらない気がして。文明の進歩は、時として、大切なモノを無意識に置き去りにする場合があります。
「言の葉協会」もそんな思いが原点にあるのでしょうか。主催者意図はペーパーレスの時代。紙の普及に努めたいとの思いがあるようです。我が社も紙のメディアを事業としています。この催しが大いに発展することを願います。
少し穿った見方かも知れませんが。ネット社会。ペーパーレスの時代、手紙や葉書のやり取りが激減。郵便事業復興がこの会のもう一つの狙いだとすれば・・・広告費の出どころがわかるのですが・・・でも紙にペンを走らせ書かれた大賞の作品を読ませてもらうとジンときますね。Goto
IMG_2762.jpg IMG_2764.jpg
5/11日本経済新聞

コメント