読売中高生新聞

世界新聞ニュース発行者協会での世界青少年読者賞の最高賞受賞を祝す
選挙権が18歳にさがりました。来年の参院選が彼らの参政権の初陣です。どんな選択をしてくれるのか。とても楽しみです。教育現場はまだ戸惑いがあるようですが、中高生に政治のイロハをニュートラルに教えることが急務です。
読売新聞が発行する「読売KoDoMo新聞」(発行部数205,039部ABC調べ)と並んで、10代の新聞として昨年の11月に創刊された「読売中高生新聞」が、このほど「世界新聞・ニュース発行協会」(WANーIFRA)・から世界青少年読者賞(編集部門)で最高賞を受賞しました。(写真参照)
14年下半期、主要全国紙、昨年対比、朝日44万部、読売60万部、毎日5万部、日経2,5万部減少しました(ABC調べ)。新聞離れの歯止めが掛からない現状です。解決策は、新聞社に体力があるうちに、NIE(教育に新聞を)を強化し・・・子供たちに新聞を馴染ませ、新聞の価値を理解させるしか方法はありません。
「読売中高生新聞」はそんな危機感から生まれた「10代の新聞」です。中高生に的を絞ったこれまでに例のない新聞として創刊されたこと、ネット上での投稿ページと連動、専用アプリを開発、安全なネット環境を作ったことなども評価されたようです。関係各位のご努力に敬意を表すとともに、お祝い申し上げます。
創刊以来、僅か8ヶ月の快挙です。生徒たちのアイデアや意見が反映される紙面に、世界的な価値見出されましたのですが、果たして、どれだけの生徒に浸透しているのか。教育現場では活用されているのか。となりますと、ネットに嵌る生徒の話はよく耳にしますが・・・
新聞に馴染んでいる生徒が増えた話はなかなか届きません。WANーIFARは世界最大の新聞団体で120ヶ国、約3000社が加盟する組織です。新聞離れは日本だけではありません。受賞の意味するところは新聞団体共通の問題です。
読売中高生新聞だけでなく、各紙とも子ども新聞には力を入れています。新聞を子どもに触れさせるには、この世界的な評価を足掛かりに、教師や親の新聞離れをどう防ぐかに知恵を絞る必要があるのではないでしょうかGoto
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7/21読売新聞

コメント

  1. Goto より:

    新聞を読むのは習慣化せねばなりません。それには家庭に新聞がなければ話になりません。私には新聞復活の秘策があります。Goto

  2. 風来坊☆ より:

    10代に新聞を見てもらうには、紙面改編しかないと思います。
    芸能面・音楽面・エンターテイメント面・ファッション面などの紙面を4ページくらい(カラーページで)入れるようにしないと見てもらえないでしょう。
    新聞だけで部数を伸ばそうとすると限界があるので、各販売店(オリコミ)と協力してやっていくしかないと思います。
    僕も新聞が無くなるのは寂しいですし、何とかしてほしいものです。