問う力

第20回NIE全国大会・・・秋田県が学力テストトップレベルの一因は・・・・
4歳の孫娘。会話が交わせるようになり、だいぶん人間らしくなってきました。お盆に高校野球の中継を観ていた時、野球に興味を持ったのでしょう。傍にきて「ホームランって」「アウトって」「なんで走るの」「なぜ、なぜ、なぜ」・・・の質問攻め。
丁寧に答えてやると、「わかったのか。わからないのか」「ふーん、ふーん」と頷き、またまた「なぜ、なぜ」・・なるほど、幼児って、こうやって次々に「問い」ながら色んな事を覚え、吸収し、人間になって行くのだと・・・「問われること」に喜びを感じました。
第20回NIE全国大会(教育に新聞を活用する)が「問いを育てるNIEー思考を深め、発信する子供たち」のスローガンで7月末、秋田市で開かれました。
秋田県は全国学力テストでトップレベルを維持しています。
「秋田ではNIEによる探求的な授業方法が子供たちに学力を定着させている。学校と新聞のコラボに加え、行政や研究者が一体となたネットワークがある」と教育県の背景に学校と新聞界、そして行政が協力してNIEの取組がなされているのが学力テストトップレベル維持にひと役かっているのだと(毎日・8/13付)
またテーマの「問う力」を身につけるについて「新聞は自分とは遠いと思う世界と学校を結びつける。豊かな問いを引き出す格好の材料だ」とNIE活動の効用訴えています。
「問うは一時の恥、問わぬは末代の恥」と申します。大人は、こんなことを問えば、他人が自分のことをどう思うのかなんて考え、問うことを躊躇します。そんな大人にはなりたくないモノです。社会のことに目を向けない子供は、問うこと自体がわかりません。問う力を身につけるには、新聞が大いに役立つ。秋田でのNIE大会がそれを実証したようです。
まだ早いのですが。孫娘には、新聞に書いてあることに興味を持ち「なぜ、なぜ」と素直に問える大人に成長してくれればと願います。Goto

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