一億総活躍社会・・・言葉遊びで終わらせないで頂きたいものです。
第三次安倍改造内閣が発足しました。メディアの論調、毎日と朝日は当然ながら首相が目玉だと強調する「一億総活躍社会」ってなんだ。と疑問を投げ掛けていますが。珍しく、日経も改造内閣・首相の方針に辛口で成長戦略が不十分だとの苦言です。私もそう思います。
一面コラムの「春秋」は「大胆な発想と強い突破力」で「一億総活躍社会」を実現すると勇ましいが、少しもイメージが湧かない。矢数ばかり増えたアベノミクス。そもそもの目標であるデフレ脱却や成長戦略は進んでいるのか。日銀総裁のラッパはデフレからは脱却と鳴り響くが・・
内閣改造がどんな変化を起こすのか。英語のケミストリー(科学)には、何かを生む不思議な作用の意味もある。ノーベル化学賞には人の細胞内で起きる作用の研究者が選ばれたが、果たして改造人事にその作用があるかどうか甚だ疑問と手厳しい。
主要閣僚が留任です。「一億・・」なんてキャッチフレーズを唱えなくても、アベノミクス三本の矢「金融・財政政策、成長戦略」は道半ば。「地方創生」は緒についたばかり。人口減、少子高齢化対策も継続性が望まれる重要課題。これらを更に推し進め・・
今までと同じキャッチフレーズで実現する・・・で良いと思うのですが。何か言わないと、またぞろメディアが辛辣な批判を繰り返す・・・それを恐れて、わざわざ、生煮えのキャッチフレーズを持ち出したんでしょうか。それって、ポピュリズムの典型だと思います。
日経は社説でも・・今までに「アベノミクス」「地方創生」に始まり次々とキャッチフレーズを打ち出してきた。納得できるには程遠い・・言葉遊びとみられては元も子もない。実現力をみせろと迫っています。安保法制は通過しましたが、国民の自民党に対する視線は懐疑的です。
キャッチフレーズで国民の目先を誤魔化すことなどできません。掲げた政策、取分け「GDP600兆円」にはなりふり構わず取り組んで頂きたいものです。Goto
コメント