恒産なくして恒心なし

親は無くとも子は育つ、子供は社会で育てましょう。
厚労省は14年度、児童相談所が対応した児童虐待の件数が8万8931件と過去最高を更新したと発表。1990年前半は年1000件程度が99年度に1万件を超え、10万件に迫る勢いです。子供の数が減り、制度が強化されたにしても、異常な増加です。
原因は何処にあるのでしょうか?孟子は「恒産なくして恒心なし」(一定の職業や財産を持たないと、しっかりした道義心や良識を持つことはできない)と申しました。経済的に安定した生活を送っていないと、道徳心は生まれない。それが子供を虐待する原因ではないかと思います。
毎日・10/28朝刊、「くらしの明日」で中大の教授は「児童相談所の職員が語るに、相談者の多くは、欠勤するとパートがクビになり生活できなくなると子供を放置する母子家庭。失業した父親が八つ当たりで母子に暴力を振るうなど経済的に不安定な家庭が多い」と雇用の不安定に原因があると「恒産」を裏付け・・・
すべての親が経済的不安がない状態で子育てできる環境を整えるべきと訴えます。
そんな無体な解決策なら、誰でも答えが出せますが。「恒産」には子供があろうがなかろうが、真面目に働かなければいけません。この国の求人倍率は1,2であります。
その気になれば、誰でも働けるのです。その気になればです。しかし、職業選択の自由とかで職を選びに迷い・・・真面目に働きません。世間はそんなに世知辛いものではありません。真面目に働けば、社会が育ててくれます。
それと離婚です。「ひとり親世帯の子供の貧困率は54,3%」惚れた腫れたで結婚して、子供ができて離婚では、それは余りにも無責任だと言わねばなりません。
真面目に働かない。わがままを通して離婚する。そして子供を虐待する。如何に「恒産」に努めてもー人間そのものに「恒心」の考え方がないのです。根本が腐敗していては、救いようがないのではないでしょうか。私の提案ですが。親は無くとも子は育ちます。社会で育てましょう。Goto

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