読売中高生新聞1周年・・

社会に羽ばたこうととする10代を真摯にサポートする編集人に敬意を。
若者に活字離れが顕著だとの批判があります。その原因は多分に、本や雑誌を読まない人が増えた。新聞の購読者が減ったからだと言われます。果たして本当にそうでしょうか。それを
否定はしませんが。実のところは、有料の紙媒体が売れなくなった・・・
だから、活字を読まなくなったと歪曲化してはいないでしょうか。郵便物が減っていることもそうです。最近の若者は手紙や葉書を書かなくなくなった。だから、文字を書かないのだから活字離れに繋がっていると。
私は今ほど活字文化が盛んな時代はないと思っています。そうです、近代社会となり識字率が上がり、活字に触れる人が増えた頃以上に・・・活字に馴れ親しみ、活字が身近にある歴史はありません。ひと昔前、手紙や葉書を出す人って、一定の常識や見識のある人でした。
それが、今では、国民の大半が携帯やスマホでメールを発信しています。
メールって言いますから、手紙や葉書と違うような印象を与えますが、メールと手紙はどこが違うのでしょうか。葉書よりも簡易で利便性があります。活字文化花盛りと言って過言ではないと思います。
多分ですが、活字離れが進んでいると思っている人って、メールは手紙ではない、勿論、活字でもないと思っているのでしょうね。なぜなら、メールは文章ではなく、会話であって活字ではないと思っているからです。私は会話を文字にするって立派な活字文化だと思うのですが。
くどい話なりましたが。昨年、読売新聞が10代向けに創刊した「読売中高生新聞」が1周年を迎えました。世界的にも例のない取り組みで世界新聞・ニュース発行者協会(WANーIERA)の世界青少年読者賞を受賞しました。関係各位の「社会に羽ばたこうとする10代をサポートしたいという情熱」に敬意を表する次第です。
来年の参院選から、「18歳から選挙権」が付与されます。中高生が政治や経済を始め社会の動きを理解することは極めて重要です。読売中高生新聞の紙面内容は授業ではなかなか教えられない分野のニュースが中高生にしっかり理解できる丁寧さで編集されています。
メールをベースに活字文化花盛りです。中高生のメール内容が会話の延長でありながらも、社会と関係に深みが増せば、活字離れが顕著だとの無為な批判も無くなるのではと思いつつ、中高生新聞がもっと普及すれば良いのにと願います。Goto

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