大自然の巡りに遅れないよう、早すぎないように・・・
さすがに立春を過ぎますと、「畳の目ひとつずつ」程度ですが、(文学的ですが借り物です)
日が伸びてきたことを実感します。街路樹や庭先の梅の木もつぼみがふくらみ・・
草花に春を教えられる思いです。
凍える両手に息を吹きかけ(これも借り物)・・震えながらの早朝ウォーキングも
出掛ける頃(6時前後)には真っ暗でその存在すらわからなかったのに・・
金華山。綺麗な稜線が浮かぶようになりました。
季節はうそをつきませんね。
私の持論ですが、幾ら速く、早くと急いでも、自然の巡りよりは速くはならない。
ゆっくり、のっそりと悠長に構えても、成るべき時には成り、為すべきことは季節通りです。
大切なことは、今日を限りに。今に集中すること。
邪念に心を遊ばせないで、目の前のことに真摯に向き合うこと。
自分のペース、能力に応じて。
なぜ、歩きながら、こんなことを思うのかと申しますと。
決めた日にちは、必ずやってくるからです。
楽しいことであろうが、不本意なことであろうが、いつ何時に、あれをやろう。
これをやろうと決めた日は、必ずやって来ます。
惨淡として眠るが如く、葉を落とし、枯れ枝の樹木。
それが、春風が吹きますと、誘われたように蠢き
目を覚ますのが分かるからです。
人間は大自然の一条です。そこからはみ出すことも、閉じこもることもできない。
ただ、自分の頭で考え、自分の心で思うことを
大自然に抗うことなく、むしろ従いながら、一つひとつ丁寧に積み上げる。
それ以外に道はないのです。
日脚伸ぶ・・・春の気配を感じます。
まずは、桜が咲くまでに、決めたこと、やるべきことをやるべき日までにやり切り、
伸張する季節に備えたいと思います。Goto
コメント
一日一日を大切に、花を咲かせる努力を惜しまない。
そうですよね。残された時間には限りがあります。今日を大切に生きたいモノですね。山本周五郎ですか。
いいですねぇ。Goto
こんにちは。この季節になると山本周五郎作品の「初蕾」を思いだします!梅は、寒い季節を乗り越え、去年咲いたことなど忘れ蕾を膨らませ花を咲かせます。まるで、若々しい「初蕾」のように...。人間も同じ、どんなにいままでに素晴らしい花を咲かせようとも、咲かせようという気力を失くせば終わる。一日一日を大切にし、咲かせる努力を惜しまず生きていこうという内容の作品だったと思います。いつも、気持ちは「初蕾」でがんばります^^