緩い社説

閣議決定した17年度予算案・・語呂合わせもしない新聞に、新聞の価値はあるのか?
政治が安定しているのでしょうねぇ・・・年末の風物詩・・・
政府が17年度の予算案を閣議決定。
一般会計総額は97兆円台で5年連続で過去最大を更新しました。
過去最大と言う割には・・緩いと思うのですが・・・・
まぁ・・・穏やかな晦日ですからねぇ。
私の記憶では年末に予算案が発表されますと、次の日の朝刊は・・・
「語呂合わせ」で数字を評価し、厳しく点検するのですが
どの新聞にもない・・どうなっているのか。意味がないと止めたのかな。
仕方がない・社説を読んでみよう。
読売は・・・「経済成長と財政再建の両立を図った」とする・・政府の説明に
「未来への投資」に十分応えていないのでは・・と・・・緩い批判。
朝日ですら・・歳出抑制・削減する。税制改革を実行し、増税する。
経済成長によって増税を増やす。・借金まみれの財政を立て直すには・・
この三つ怠らず地道に取り組むしかない・・と当たり前の解説・・・緩いと思いませんか。
毎日も朝日と似たようモノで、防衛費が増えた。農業の公共事業が増えた。
社会保障費が増えた。巨額の借金を抱える財政への危機感が感じられぬと・・・
これまた、通り一遍の批判でしかない・・・
支持するなら支持した上で、既得権益に切り込めとか、
構造改革を進め、成長戦略を推し進めよとか・・建設的な社説を書いて欲しい。
批判するなら、徹底的に批判して、増税すべきだとか、社会保障費削るべきだとか、
財政再建のためには、国民に痛みを伴う予算案をなぜ組めぬと厳しく批判するとか・・
性根を入れた論陣を組んで欲しいモノです。
おまけに「語呂合わせ」も放棄・・
こんな「緩い」社説しか書けないようなら、
それこそ「新聞の価値」が問われないか。
予算案は政治の基本です。批判がないのは政治が安定しているからだと思うが・・
だからと言って・・97兆5千億円の予算が、どこにどのように配分され、
使われるのかには・・・国民も興味を持つべきではないでしょうか。
少なくとも、その使い道まで、白紙委任してはいけない思う。Goto

コメント