広告業界は激動期に入ったのではないか?
電通の社長が全ての責任を取り、今月の役員会で辞任すると発表した。
全ての責任とは・・・過重労働で自殺した社員への責任。
当局からの指摘を無視して過重労働を是正しなかった責任。
会社ぐるみで、違法な長時間労働をさせていると労基法違反の疑いで・・
東京地検に書類送検された責任のことを指すのだろうか。
それとも、政府が「働き方改革」を推進する最中、その阻害要因になったからだろうか。
あるいは、広告業界のガリバー企業がスポンサーと媒体社に
迷惑を掛けているからだろうか。いや、単純に世間を騒がせている責任からだろうか。
まだ、他にも取らねばならない責任があるのだろうか。
・・万が一電通が起訴されるようなことになれば・・・
行政は期間別としても指名停止処分を下さざる得ないでしょう。
そうなると、ナショナル企業も電通との取引を継続する訳には行かなくなるのでは・・
東京五輪など電通が主導権を握って取り組んでいるイベントは・・どうなるのか。
不問に付して・・・スルーできるとは思えない。あまりにも、余波が大きい。
社長辞任は今月だが、取締役は3月の株主総会まで続けるとのこと。
と言うことは、新体制は3月からってことになるのか。
それまでは・・・東京地検の動きを静観すると言うことか。
それに、電通は暮れに発表するとしていた・・・インターネット広告不正取引事件。
確認のための作業が想定より多い上、長時間労働問題で深夜残業が禁止されたので、
不正の全体像や原因を究明して発表する方針のメドが立っていないと報告を延期した。
延期はかなり政治的な匂いが感じられますが、
ネット広告不正事件の部署と・・・一緒だと聞いています。
電通の混迷は簡単に収拾しそうにない気がします。
いずれにしても、電通を中心に動いている広告業界です。
盟主の動きが鈍れば、混乱は必定です。
2017年・・・従来のビジネスモデルに頼っていては生き残れない・・・
そんな広告業界激動の幕開けとなりました。
ハッピーメディア®地域みっちゃく生活情報誌®をベースに
地域社会を元気にするを目的とし、広告業界で独自の路線を歩んでいる我が社・・
ひょっとしたら、出番かも知れない・・・Goto
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