働き方改革の名の下にポピュリズムを楽しむ政治に疑問?
新年早々から、そんなにカッカしなくても良いのだが・・
「過ぎたるは及ばざるが如し」と申します。
もう少し、慎重に考えた方が良いのではと思いますので・・冷静に指摘しておきます。
政府が遮二無二推し進める「働き方改革」のことです。
改革の柱である同一労働、同一賃金は理解できます。
但し同一労働の基準は難しい。同じ仕事内容でも、熟練と駆け出しでは違う。
その線引きも考えねば、画一的では、余りにも安易です。
長時間労働、労基法違反の企業は社名公表して、
社会的に抹殺すると厚労省が発表。違法は犯罪です。当然でしょう。
では、個人で過剰に働く人も、働くことが好きな人も公表するのですか?
法の裁きに不公平があってはダメです。労働は美徳とする日本の文化も否定するのですね。
1日8時間以上働くことは許されないと、過剰労働をとことん規制して・・
もう一方では「副業」を認めるとは、どう言うことか。
政府は正社員の副業や兼業を年度内に容認する方針を決めたと。
理由は少子高齢化による労働不足を副業で賄う・・
成長産業の人手不足に雇用の流動化を促すのだそうです。
加重労働を規制して働くなと言い・・副業は良いと言う。
人に24時間以上の時間があるわけではない。
副業を認めるってことは、16時間以上働くことを容認することではないのか。
究極の自己矛盾ではないでしょうか。
働き方改革とは、効率の追求であり、スキルのアップであり、
第三次、第四次産業革命とのマッチングによる新しい働き方の追求こそが、
本質ではないのか、副業まで容認するとなると・・
では、言わねばなるまい。公務員の副業も認めるのかと。
16:30までは市役所で働き、17:00から飲食店でバイトし、
土日、祝祭日はインバウンド対応、観光産業の正社員になり、
365日、16時間以上働くことを認めて、そんな公務員認めるのか。
それが「働き方改革」なのか?
私は思うのです。働くことは生きることです。世の中甘くはありません。
一つことをコツコツ真剣に取り組んでも、生き残ることが難しい時代です。
「働き方改革」の名の下に、ポピュリズムを楽しむ政治に、
大丈夫かと、首を傾げざるを得ません。Goto
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