プレミアムフライデー

面白い企画です。もうひと捻り必要ではないでしょうか。
クリスマスに、ハロウィンに、バレンタインディー・・・
そして、ブラックフライデー・・何処までも米国追従ではないかと、
今日からスタートするプレミアムフライデーに・・些かの懸念を持つ。
勿論、広告会社です。それも地域社会に貢献するのが社是です。
政府が旗を振る景気対策にクレームを付ける積もりはない。
むしろ、個人消費拡大こそが地域経済活性化の原点・・
積極的に支援せねばならないのだが・・・
月末金曜日の午後3時に仕事を終えて、街に出て行け・・
給料日直後、懐は暖かい、大いに楽しめ。それに長時間労働の解消にもなる。
いい事ずくめですが。では、誰が対象なのかと考えると・・
街の中小企業に可能なのか。農家で陽の高い時間に畑から帰るのか。
学校も土曜休みなのに金曜も半ドンするのか(これはないですね)・銀行は12時に閉めて、
3時に職員を解放するのか。公務員も行政サービスを3時で打ち切るのか。
結局は、都会のオフィス街と大企業の生産現場以外には・・・
金曜3時で仕事をスパッと打ち切れる企業はないのでは。
これだけ、働くな。労働は資本に搾取されることであり、
人間疎外の要因である。まるでマルクス主義のような労働性悪説を取る国が、
更に金曜3時以降は働くな、消費せよと・・・
真面目に働いている人にとっては、摩訶不思議な施策の奨励である。
そもそも、ブラックフライデーは、クリスマスの贈り物を買う・・
源流は宗教に起因しているのです。景気対策ではないのです。
「その時の仕事量を減らすだけで、なんの質的変化ももたらさない」
「むしろ、その反動で、翌週以降の落ち込みの方が大きいのでは」・・と、
小池東京都知事の冷静さを支持したい。
第一生命経済研究所は、プレミアムフライデーの経済効果は
最大1日あたり1236億円と試算するが・・・中小企業も含め全企業がとの前提。
大企業だけとなると、十分の一、130億円程度だとか。
米国のブラックフライデーは「黒字の金曜日」の意味です。
プレミアムフライデーがとんだブラックジョークにならねばと、願いつつ、
でも、田舎街のシャター通りをどのように元気にするのか。
政府に頼ることなく、我々の手で答えを見出さねば・・・Goto

コメント

  1. Goto より:

    こんな大都会向けの消費を考えないで、
    地域のお祭りを休みにしてはどうでしょうか。
    大概が神事ですよ。地域風俗や習慣が学べます。
    もちろん、小中高校を休みにするんです。
    そして、お祭りに参加させるのです。
    親は有給を取って一緒に参画するのです。
    そして、その夜は家族で、地域の飲食店で、食事をするのです。その価格がプレミアムにすれば面白いと思うのですが。Goto

  2. レモンハート より:

    こんばんは。反対の人が多いですね。でも、僕も社長と同じで発想は面白いと思ってます。決まった以上はこの方針を利用するしかないと感じてます。僕のいる多治見は、名古屋で働く人がほとんどです。金曜日の消費(飲みニケーション)は、名古屋です。地元多治見では消費されません。もし3時に仕事が終われば、夕方までには、みなさん帰ってきます。これを地方の行政が利用すれば、地方創生の一助になるのではないか、そう感じてます。行政が金曜日は、地元の旧友と…。なんて発想で啓蒙活動していただければ町が賑わうかもしれませんね。