国が荒ぶ

民主主義って、桜が散る花びらもゴミが出ると訴訟を起こす輩も・・
春・弥生・・・振り返るまでもなく、この冬は何度も大雪に襲われ・・(東海地方)
厳しい寒さが続きましたが、自然は嘘をつきませんね。
草木の芽が膨らみ、何処かしこに・・春の気配が感じられます。
3月と言えば、卒業ですが、我が家の前は中学校。
入学試験準備の真っ最中です。先生方の徹夜が続くのでしょうか、
何時に帰宅しても、何時に起きても、煌々と電気が灯っています。
受験生だけが受験ではありませんね。家族も学校も、必死です。
私が家にいるときは、大概中学校は休み。生徒の声を耳にすることは
滅多にありませんが。たまに、時間が噛み合い、開校中に。合唱の声や、
休み時間などの喧騒に触れると、若い息吹を感じ思わず目を細めます。
世の中には、子どもの声を騒音だと迷惑がる不幸な人もいるようで、
「我慢の限度を超えた騒音だ」と保育園を訴える住民も。
なんとも了見の狭い輩だと思うのですが・・・このほど・・
高齢男性が防音対策を施せ、慰謝料100万円をよこせと訴えた裁判で、
神戸地裁は「我慢の限界超えているとは認められない。違法ともいえない」と、
訴えを棄却した。さすがに日本の司法だと敬意を表するのだが。
判決では、子どもを通わせていない住民からは、保育園からの恩恵を直接
受けていないと指摘。保育施設の一般的な公共性を理由に、
周辺住民に特別な我慢を強いることはできないとの判断も示した。
これが司法の中立なんでしょうが。蛇足だと言わねばならない。
読売の調査では、全国の主要自治体の75%にあたる109自治体が、
保育施設が「うるさい」との苦情を受け、増加傾向にある苦情のため、
開設が中止・延期された事例は16件にのぼると。
一方では、政府が女性の社会進出を促すために、保育施設の増設に奔走していて、
もう一方では、迷惑施設だと、住民がブレーキを踏む。
それが民主主義なんだろう。裁判所の苦悩も分からないでもないが。
日中の元気な子どもの声を「うるさい」と言うような住民・・
多分、桜の花が満開になっても、ゴミになると訴訟を起こすんでしょうねぇ。
自己中心主義が増えれば、国は荒びますね。Goto

コメント

  1. レモンハート より:

    こんにちは。仰る通りですね。後藤社長のコメントを読んで、最近の企業の粉飾、偽装も根は同じものなのかもしれませんね。他者を考えず、株主と自社の満足のために。。。企業の躾も同じですね。

  2. Goto より:

    躾の問題ですね。
    哲学です。
    人は何のために生きるのか。
    私は「自分と自分の周りの人の幸せのため」だと思っています。そう生きるのはとても難しいですが。
    そんな面倒なことは考えない。「自分と自分の満足のために」生きて何が悪いと自己中
    開き直って生きる人が大半です。でも、その生き方もなかなかしんどいモノです。
    長い人生で、人はひとりでは生きられないことが、分かってきますから。そのことを子供に躾るのが大切だと思っています。Goto

  3. レモンハート より:

    こんにちは。どっちもどっち、そんな感じがします。最近、保母さんに聞いた話ですが、近所のゴミ置き場にオムツを放置、子供のスナック菓子を毎日毎日放置される。おまけに、ママ友たちがランチにいっている間、ご近所の駐車場に迷惑駐車が数台。うちの店でも、ひどい状態です。同様にオムツの放置、フォークや箸はいつも遊び道具、走り回る、他のお客さんの食べ物を食べる、注意すれば逆ギレ。お互いに理解しあうには、保護者のマナー、ルール講座でもしなけりゃ解決できない状態です。