オーサー・ビジットと天声人語書写

作者達の授業に学ぶことで、生きることが見えます。
我が社の社員は、全員毎朝、朝日新聞の一面コラム天声人語の書写をしています。
直近のこの国が直面している話題を、朝日新聞流に603文字にまとめた思いを
学んでいます。大学の入学試験を受けるわけでもない広告会社の社員が・・・です。
なぜ、朝日新聞のコラムなのか。偏向報道の朝日です。やめた方が良い。
そんなアドバイスを頂きます。最近は偏向ぶりが目に余りますが、
でも天声人語でなければダメです。
例え上から目線でも、社会的弱者の視点に立とうとする
朝日の主張は、自己中心的な生き方が蔓延する時代にこそ、
学ばねばならないことです。
オーサー・ビジット・・・「作家が教室へ」本の作者が学校を訪れ、
特別授業をする読書推進事業です。(朝日新聞主催)
2/25・朝日朝刊に、6人の作家の授業内容が掲載されました。
横浜の小学校で授業した宇宙飛行士山崎直子さん。
「宇宙は分からないから面白い。人生も同じ。道は一つではない。
楽しいことを見つけ、目の前のことを一生懸命やれば道は開ける。
自分の人生を元気に歩いて欲しい」分からないから知ろうと。
絵本作家の長谷川義史氏、「人は遠い昔から、ずーと繋がって今がある。
とんでもない奇跡です。根っこは平和です」と長野市の小学校で。
平和の尊さを真摯に訴える。
尾木ママ。香川の養護学校で「どんな人でも生活する力を持っている。
必要以上に頑張らなくて良い。笑顔を大切に。笑顔が人を幸せにするだけじゃなく、
自分も元気にしてくれる」と、生きるには笑顔がと。そうだと思う。
作家の森絵都さん。愛媛の済美中学。「課題に答える力があるのは、
普段本を読んでいるから、他人の考えを取り込んでいるので、想像力があり、
ピンチにも強い。本を味方に付け、人生の糧に」と読書の勧めを。
オーサービジットでの作者達の小中学校での授業内容に、
天声人語の書写の意味が理解できると思います。Goto

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