景気と読書

第63回青少年読書感想文全国コンクール課題図書発表・・・
昨今の日本経済、好況だと言われ、私もそう思っています。
但し、その好況は偏在しています。
ローカルに暮らす、地方で生きる我々にはその実感が伴いません。
景気の二極化現象が起こっているのではないでしょうか。
東京を中心に関東一円は好況感に溢れていますが、
それ以外の地方には、実感が全くない。それを東京一極集中というのでしょうが、
東京とそれ以外の二極化とも言えます。
二極化といえば、昨今の教育現場でも「読書」の二極化が顕著だそうです。
幼稚園児から高校生までで、1ヶ月に読む本の平均は2.6冊だそうですが・・
読書格差は広がる傾向にあります。
家庭や学校で読書習慣にきちんと取り組めば、
小学生でも月に10冊以上読みますが、それでも中学、高校となるにつれ、
読書量は減る傾向にあります。スマホやPCの影響もあるのでしょうが、
やはり、本を読む習慣のある子とない子の二極化は起こっています。
乱暴に申せば。この二極化こそが、人生の別れ道になります。
子供の内に身に付けねばならないのは言葉、言語能力です。(特に学校の役割ですが)
言葉の力を育てる方法は一つだけです。「読書と作文」です。
幼児期の言葉を生活言語といい、書き言葉を習うことによって身に着けるのが、
学習言語です。小学3・4年生くらいで身につくと言われます。
学習言語が身に着かないと、その後の人生、苦労することなります。
敢えて本を読もうなどと口幅ったいことは申しませんが
万が一、子供の頃、読書や作文を好まないで、通過してしまったとすれば・・・
人生に遅いということはありません。今からでも本に親しむべきではないでしょうか。
毎日新聞が、今年も青少年読書感想文全国コンクールの概要を発表しました。
課題図書は小中高校別に18冊が提供されています。
家庭や学校で本を読む習慣を身につければ、二極化の片方にはならないようです。
私も何点かを買い求め孫娘達に読ませ、感想文を書かせてみようと思っています。
経済の二極化ですが、なぜ、東京に一極集中なのか。
先日、八重洲の丸善に行きました。私はなんとなくわかったのです。
19時ごろでしたが、帰宅途中に立ち寄るビジネスマンに交じって、
本を選ぶ子供や学生が多いのです。Goto

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