NIE全国大会・名古屋大会

小説「社長室の夏」(堂場瞬一著)が新聞社の近未来の姿で無ければ良いが。
8/3・4・・・全国から2,300人が集い・・・「新聞を開く 世界をひらく」を
スローガンに名古屋で「第22回NIE全国大会」が開催された。
同大会は日本新聞協会が主催、中日新聞が主管した。
NIEとは「新聞で教育を」
新聞を活用して、子供達が社会の事象を知り、読む力を身に付けることを目的に、
2014年から学習指導要領に盛り込まれ、授業に取り入れられている。
新聞命(しんぶんいのち)の私としては、名古屋でNIE全国大会が開催されたこと、
嬉しく思う。この大会を切っ掛けにこの地方でも新聞の価値が見直され、
学校教育で一層新聞が活用されればと願う。
昨今、NIE活動が全国的に活発化していることは新聞衰退に歯止めがかからない現状・・
新聞協会の危機感を反映しているが、私的にはまだまだ他人事。
主管が中日新聞だからと、NIE全国大会の模様を大きく報じない他紙・・・
その対抗心と申しますか、意地の張り合いと申しますか・・・
実にくだらない身内の牽制に、ため息がでる思いです。
こんな話を聞きました。我が家では新聞を購読していない・・だから・・
新聞を触ったこともない。見たこともない。新聞という言葉さえ知らない子供が増えたと。
「しんぶんの歌」を聞いて、新聞ってなぁに?と感心を持つ子供も。
新聞に対する認識がそれほど迄に落ち込んでいます。
NIE活動の意義は新聞そのものの存続に拘る問題です。
堂場瞬一著・・小説「社長室の夏」・・・日本の全国紙が米国メデイア企業に
身売りする話です。新聞の有り様が問われる問題作です。
近未来の姿ではないかと私は危惧しますが、
切実な思いで、読んだ新聞人はどの程度おられるのか。
新聞が過去の遺物にならないようNIE活動の活発化を期待します。Goto          



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8/4中日新聞                                 

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