GDP大幅増

地方にも必ず恩恵はある。それはそれとして、地方は地方での努力を。
地方に居ますと景気が良いのか、悪いのか。さっぱりピンと来ないのですが
内閣府が発表した4から6月期のGDPは、実質で前期比1.0%増、
年率換算で4.0%増と大幅に伸びている。
実感がないので、都市部の伸びが牽引したのかと思うのだが・・・・
個人消費が消費増税前の14年1から3月期以来の高い上昇率を記録。
リーマンショック後の景気対策を受けて購入された自動車や家電の買い替えや、
天候に恵まれ、旅行やレジャー、外食も好調に推移したと。
また、企業の設備投資も人手不足を見込んで省力化に舵を切り、
新たな機械導入が増えたようだ。それに・・・これは東京圏だが
五輪に向けた建設ラッシュも後押し、公共投資も5.1%の大幅増に。
更には16年度第二次補正予算のインフラ整備の効果もでたようだ。(読売)
統計的には景気を牽引する個人消費と設備投資が伸びているのだから、
好況が示されているのだが、ピンと来ないのは・・・やはり東京圏が・・・
17年度の都道府県別最低賃金の改定額の答申が出揃った・・
それを見れば、東京958円、神奈川956円、千葉868円、埼玉871円と
東京圏が全国的にも格段に高い。(低いのは、福岡789円を除き・・九州・沖縄が737円)
日本の景気を牽引しているのは、やはり東京圏ってことです。
賃金が上昇しなければ個人消費が伸びるってことはないのですから・・
地方の個人消費が増えることもない。だから、地方では好況が実感できない。
この東京一極集中体制を異常だと見るのか。仕方ないと思うかは別として、
東京がコケたら、日本経済がコケることになることは間違いない。
であれば、東京にもっと頑張れ。不足があれば、地方から持ち込めと考えるのが、
妥当ではないか。
それでは益々地方が疲弊し、地方の再生、安倍政権風に言えば、
「地方創生こそが日本の再生」は絵に描いた餅ではないか・・・となるのだが。
私はそうは思わない。東京圏が好況なれば、関西圏や名古屋圏も徐々に良くなってくる。
その逆はない。と考えれば、名古屋圏が良くなれば、その周辺の県も・・・
そう言う恩恵を期待すべきではないか。
勿論、それはそれとして、地場産業の振興。第一次産業品の輸出、
インバウンドを対象とした観光産業の育成や、ふるさと納税の返礼品の
工夫など、地方でなければならない、努力を怠ってはならない。
例え首都圏であれ、例え四半期だけであれ、日本のGDPが大幅増に伸びたこと、
大いに結構だと思うし、それを上手く利用したい。Goto

コメント