映画・関ヶ原

国際映画祭用に作られた作品ですかねぇ。
先週、時間を見つけ、話題の映画、関ヶ原を観てきました。
関ヶ原は、戦国時代終焉の地。名匠・原田眞人監督がどんな采配をふるったのか。
当代きっての男優・岡田准一が三成を、役所広司が家康をどう演じるのか。
そして、岐阜県は、関ヶ原古戦場跡を観光資源として・・・
米国南北戦争終結の地・ゲティスバーグ。ナポレオン終焉の地ワーテルローと並ぶ
世界三大合戦場と位置付け、広くアピールしています。
その関ヶ原がどんなイメージなのか、興味が尽きず・・・
原作は司馬遼太郎の「関ヶ原の戦い」・・
映画を観賞することはあっても評するのは苦手ですが、私なりに評を。
1・2時間22分。フラッシュ形式の映像、合戦シーンの迫力、めまぐるしい構成。
私が高齢者だからなのでしょうが、台詞が聞き取れない。
何を喋っているのか。大半がわからない。私だけかと思ったのですが。他の人も。
1・ストーリーは家康が勝ち、西軍が負ける・・・決まっています。
小早川の裏切り、毛利の躊躇、そして島津が奔る。
歴史を、いや原作を相当に読み込んでおかないと、何がなんだかわからない。
1・国際映画祭に出品したいのでしょうか。
無理やり外国の映画通用に仕立てているので、情景がきめ細やかですが、
女性の歯黒など異常で 日本人には、首を傾げたくなる。
1・それと、晩年の秀吉、歴史をどうひっくり返しても、朝鮮出兵、
世継ぎ問題など、私慾政治の極限、その継承を三成の「義」を中心に組み立てるとは、
日本人にも無理があるのに、外国人にわかりますかねぇ。
総評です。申し訳ないが、ドキメンタリーじゃないのです。
難解に描くことが芸術作品かも知れませんが、 私的には感動が欲しい。
そして、鑑賞者に・・・関ヶ原古戦場跡に足を運んで見たい、
そんな気になってもらえると良いがと思ったのですが、駄作ですかねぇ。Goto

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