秋深し隣は何をする人ぞ・・・
田舎暮らしです。窓の下からリンリンリンリンと鈴虫が、
コオロギのモリモリ、松虫のチンチロチンチロ・・・
カチャカチャと聴こえるのは馬おいでしょうか。賑やかで楽しい夜長になりました。
我が家は中学校の目前にあります。秋の風物詩と言えば体育祭です。
体育祭の花形は何といっても応援合戦。
赤、青、白、黄色の4団に分かれての練習には熱が入ります。
今日も今日とて、早朝より各団とも猛練習。軍配は如何に。
毎日新聞「余禄」(一面のコラム)に都会の話なんでしょうが、
びっくりする内容が・・・隣近所の音を巡りお互い様では済まなくなったと。
軒先きにぶら下げた風鈴がうるさい、風の強い日や夜には取り外せと苦情が。
夏の風物でしょうか。火の用心を呼び掛けるボランティア活動にも、
拍子木の音が耳に障るから、辞めろと・・批判の声が上がる。
何ともまぁ、世知辛い世の中になったと思うのですが、
驚くのは、これも東京の話ですが、来年4月開園予定だった許可保育園、
近隣住民の理解が得られなかったと、開園を延期。
保育園は「迷惑施設」だとする住民に、どう対処して良いのか、行政は困惑。
余禄は「核家族化や少子化が進み、生活の中で聞こえる
音は昔よりも静かになったように思えるのだが、
だからこそ、余計に音に敏感なのかもしれない。
どうすれば良いか知恵も浮かばぬ」と結ぶ。
そういえば、これも都会話だが、除夜の鐘にまで苦情が寄せられ、
昼間に鐘を鳴らす寺まで出現したと聞く、恐ろしいと思いませんか。
そのうちに、鈴虫も松虫もコオロギも全て、喧しいと駆除されてしまうのでは・・
秋刀魚を七輪で焼いて、煙がボウボウ、
美味しそうですねぇと、笑って通る近所の人に
田舎暮らしでよかったと、しみじみ思うのは、田舎モノの僻みでしょうか。Goto
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