シルバー民主主義

若者の投票率をあげる以外に解決の道はない。
今年の流行語大賞を語るのはまだ早いが、
現時点のダントツは、「忖度」に違いない。
この忖度とは有力政治家の思惑を官僚が勝手に判断して実現する。
そんな意味だろうが・・・
角を矯めて牛を殺すというが、忖度も度が過ぎると、政治家の首を絞めるだけでなく、
国家そのものを滅ぼすことになりかねない。
この国の究極の忖度といえば、そりゃ・・・直近3回の衆院選、
平均投票で20代が39%に対し60代は75%であれば
政治家が高齢者を優遇するために政策を実行する。
高齢者が主張する「増税せず社会保障を拡大せよ」である。
否定する術はない。それが「シルバー民主主義」である。
そうしなければ、政治家は落選の憂き目にあうため、仕方がないのだが、
要求を飲まなくても、少子高齢化です。毎年、放っておいても、
年額1兆円規模で社会保障費は増え続けるのだが・・・
「税制は国家である」・・・「入るを計りて出ずるを制す」のが政治家である。
その政治家を人口の厚い層が、選挙を盾に「出ずる」を迫る。
その結果、政治家は高齢者を忖度する。国家の財政は破綻寸前になる。
それも民主主義というのなら、民主主義とは一体なんなのか。
これでは、国が持たない。選挙制度を変えよとこんな暴論も。
「ドメイン投票制度」・・・親が子供の分まで投票する。
年齢が若いほど1票の価値を高める「余命投票制度」の導入など。
理解はできるが、民主主義的な手法ではない。
では、高齢者の思いのままの政治に「ノー」を突き付ける方法はないのか。
ある。ひとつだけある。常に負担増を強いられる若者が、若者に税制を割り振るような
政策に高齢者を上回る投票率をあげ反対すること。即ち若者が選挙に行く以外にない。
そうなれば、政治家の忖度は若者に向けた政策に転じる。
えっ・・・・若者よりも高齢者の方が多いので・・・
競争にならないって、ウゥーム・・・・世代間の対立が政治とは、
シルバー民主主義、恐るべし。Goto                        


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9/2石巻日日新聞

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