人余り現象が・・・

企業は人工知能(AI)導入で省力化投資に動き始めた。
そんなことは起こりえないと思っていたのだが・・・
どうも、人間を打ち破るのは囲碁や将棋の世界だけではなさそう。
人工知能(AI)が人間の替わりに働く時代が来たようです。
単純作業は一つことを教えれば、ロボットが人間に代わってやるのですが。
人間の感性や経験に頼る職人の世界でも、AIが主役になるらしい。
食品生産の現場は、繊細な香りや微生物を扱うために、熟練職人の技に負うのですが、
キリンビールや味の素は・・・醸造や発酵の工程をAIに任せると。
ビールの醸造は技術習得に10年以上が必要な職人技の世界。
過去20年分の試験データを駆使すればAIが最も最適な方法を予測。
ビールは再編が繰り返される嗜好品の業界、
AIで効率よく新製品を出せれば、競争力が維持できるそうだが・・・
全てのメーカーがAIを導入して、今の嗜好に合わせたビールを開発するなら
全てが同じ味わいになってしまうのではと、危惧するが・・・
それも、杞憂、AI職人同士が、差別化を求め競うとか。
凡人には計り知れない、AI時代に入ったんですね。
で、熟練職人の世界がそうなるなら・・・本質的な問題です。
今の日本経済は空前の人材難、完全雇用の状態です。
こんな事態は有史以来ではないかと思っています。
だが、2020年代には「何百億台のロボットが人間と同じように
生産現場で働くようになる」そうなれば、人間の職が奪われ、人材難どころか、
人余り時代が・・・。なぜ2020年代と言えるのか・・
それは企業が、今の人材難に業を煮やし、AI導入など省力化投資に
動き始めたからです。そうなれば、人が携わる約2千種類の仕事や業務のうち
3割はロボットに置き換えが可能になるそうです。(日経・FT共同研究)
この分野はIT化が無理だとか、仕事がなくなるはずはないとか、
安易に構えていると、忽ちに職を失うことになるかもしれない。
そうならないためにも、自分のスキルをより高みに導く努力を欠かしてはならない。Goto
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9/5朝日新聞

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