学校図書館に新聞を。

新聞離れは活字離れ、活字が遠くなると情緒が醸造できないのでは・・・・
この地方は富有柿の産地です。久々に柿の木が植えられた地区を通りました。
自然が偉大と申しますか、柿を実らす木が素晴らしいのか・・・
今年もたわわに実っています。台風の被害にあわねばと祈ります。
秋の日暮れは釣瓶落としと申します。澄み渡る秋空(秋雨でスッキリしませんが)
も17時を過ぎると途端に日が落ち暗くなります。
夜が長い季節です。さて、秋の夜長をどう過ごすか。
舞い落ちる枯葉に目をやり、月を愛でながら、熱燗を引っ掛ける。
裏を見せ面を見せ散るもみぢ。
杯に見る雲間に覗く秋の月。
美しきもの哀れとうろこ雲。
秋は読書でしょう。チョッピリもの哀しい小説を読むもよし。
ノーベル経済学賞受賞の心理学を反映させた「行動経済学」に浸るもよし。
そんな面倒な読み物はやめて、新聞を捲るもよし。
読書とは活字を追うことです。日本新聞協会からこんな広告が・・
「育もう、新聞のある学校図書館」で・・・
新聞を読む子は学ぶ力が高い「全国学力・学習状況調査」が明らかにしています。
これからの時代を生きる子供たちは、知識を活用し、課題解決する能力が求められます。
新聞を読めばその能力が育まれる。
私の持論ですが、新聞を読めばもちろん、社会の様々な出来事が学べます。
と、同時に「情緒」が醸造されると思っています。
にも拘らず、新聞を購読する家庭が減っています。
家で新聞に触れることができないなら、せめて学校の図書館で触れて欲しい。
政府は2017年度から、公立学校の図書館へ新聞を配備するため
地方財政措置を倍増しました。
が、この地方交付税の使い道は地方自治体に委ねられており
学校図書館に新聞がある小中学校は4割程度に留まっているようです。
教育委員会しっかりせよ。それはよろしくありません。
私も学校図書館に新聞を購読するように呼び掛けを強めたいと思います。
新聞離れが・・・季節を感じ、秋のモノの哀れが分かる・・・
そんな子供たちを育てられないのは怖ろしいことだと思いませんか。Goto

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