捲土重来

命のビザ、世界記憶遺産登録見送りは残念だ・・・・
もう選挙は終わりました。落選した候補者・・・・悲喜交々です。
再起を賭けスタートしたひともいれば、
政治から足を洗うと「引退宣言」して別の仕事探しを始めた人・・・
まだ、後遺症が癒えず、悶々した日々を送っている人も・・・
落選者で如何にも勿体無い、残念でならないのは、小選挙区で惜敗、
比例区でも惜敗率「98.5%」にも拘らず復活当選できなかった・・・
奈良1区、当選6回の議席を守ってきた馬淵澄夫さん。
脂が乗って、これから活躍が期待できるのに・・・
そもそもが奈良「馬渕党」と言われ、強固な地盤をつくってきたのです。
ここは腐らず、捲土重来を期して頑張って欲しい。
勿体無くって残念でならないのがもう一つある。
ユネスコ「世界の記憶遺産」登録を申請していた・・・
多くのユダヤ人難民を救った外交官「杉原千畝」の資料・・・杉原リスト
通称「命のビザ」の登録が見送られたことです。
第二次世界大戦、狂気と化したナチス・ヒットラーのユダヤ人大虐殺から逃れんと、
北欧・リトアニアからシベリアを経由、中国を経て日本をトランジット・・・
米国へ渡る・・そのための「命のビザ」を求め、大使館へ押しかけたユダヤ人。
独国と三国同盟を結ぶ日本。「ビザ」発給の不許可を押し切り・・・
6000通に及ぶパスポートに許可の印を・・・
その結果、数万の人々がナチスの迫害から救われた・・・
人類史上稀に見る、人道主義、平和主義、思いやりの思想ではないか。
難民問題が社会化する時代、これほどの「命の大切さ」を身をもって実践した外交官はいまい。
なぜ、見送られたのか。岐阜県も八百津町をバックアップ。
知事がパリのユネスコ本部を訪れ事務局と談判、
「杉原氏の人道主義や行動は、世界に発信し、次世代へ引き継がねばならない」と、
好感触を得ていたのに。どんな基準で決めるのか。疑問の声も上がる。
因みに岐阜県の観光地飛騨高山を訪れる観光客・・国別人数の第3位は、
イスラエルからだと聞く。杉原千畝の生誕の地、岐阜県八百津町にある杉原千畝記念館を
訪れ、それから飛騨高山へ向かうからだそうだ。
世界遺産に登録されれば、シンドラーのリストと並び称される人道主義として、
世界の注目を集め、八百津町に建設されている「人道の丘」に世界中から、
この地を訪ねるでしょう。登録見送りは、馬淵澄夫さんの落選と並んで残念です。
しかし、見送りは再チャレンジを拒むものではないらしい。
捲土重来、資料を集め・・登録に向けさらなる努力を期待したい。Goto

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