批判から何が生まれるのか・・・

この年の日本経済は、最悪に向かっているのですって・・・
年末です。この一年で起こったことが、色々と検証されます。
私は懐古趣味はありませんので、後ろは振り向きません。
この一年間・・頂いたご恩は石に刻み、その他はすべて砂に書くようにしています。
こんな検証の仕方もあるのかと、驚きを持って読んだ記事が・・・
もちろん、朝日新聞です。経済に関するコラム・・・
波聞風問(はもんふうもん)です。(12/12付)
政府・日銀は・・・企業業績も好調に推移、株価はバブル崩壊後最高・・
この一年好況であった。と評価しているようですが・・
それなのに、デフレ脱却を掲げ、景気のテコ入れに余念がないのはなぜか・・・
上手く回っているのに、2%インフレターゲットと続けるに意味があるか。
物価が上がれば、家計は苦しくなるじゃないか。
無理やり上げるなど、誰が望んでいるのか。
とこの一年の経済を検証、批判的な総括をしています。
エッって、思いませんか。
政府・日銀のアベノミクス政策が一年間継続されていることが功を奏し・・・
現在の景気を維持してるってこと、忘れちゃっていませんか?
逆説的に申せば、デフレ脱却政策を進めているのだが、思い通りにいかないから、
物価が安定して、景気が良いという好循環になっているとは、考えないのだろうか。
このコラム・・日本経済の一年間を振り返っているだけではない。更に面白いことを。
8年前、日本経済の変化・・・バブル崩壊からリーマンショックまでを
「失われた20年」と表現し・・経済的低迷の長期化を実証してみせたのは、
朝日新聞取材班の我々だと胸を張る・・・そうだったんだ。
その結果、「失われた」を取り戻すために、
ギャンブル的な政策もやむなしとの空気を作ってしまった。
この間の政府は安倍政権だけではない・・・
天下の朝日がバックアップした民主党政権も含くまれる。
低成長や低インフレのもとで持続可能な財政や社会保障制度を作りあげるべきだったのに
本筋を見失わせてしまった。私たちの責任は重い。今この名付けを悔やんでいると。
なんともまぁ・・・ごう慢な。自己矛盾を笑っちゃうのだが。
この奢りは何処から来るのだろうか。
では、どのような経済政策なら朝日的景気回復が可能なのか教えて欲しい。
教条的な批判のための批判はもう要らない。
どうすれば、持続可能な社会をつくれるのか、ぜひ、知りたいものです。
経済の総括って、簡単ではない。
世界を見渡して、日本ほど安定的に好況を維持できた年はないのではと思うのは、
私だけなんだろうか。とんでもない、酷い経済だった、
だから良くしなければと考えることが、未来に繋がるのだろうか・・・
それとも、上手くいった。来年も頑張ろうと考えるのが、良い未来に繋がるのだろうか・・
私は、後者を選択するのですが。Goto

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