右3・中5・左2

行くも地獄、残るも地獄・・・いやな政治劇ですねぇ。
これも年末の風物詩なのでしょうか。
衆院選前に野党第一党だった民進党が希望・立憲・無所属・民進と四分裂した。
来年の参院選を控え残った民進、離党者が相次ぎ、さらなる分裂の気配だが・・
さてどうなるのか、世論調査、支持率1%に落ち込んでは・・・
参院議員だけの民進では、片肺エンジン、これでは墜落してしまう。
その前に泥舟から脱出しようともがくのも理解できないではないが・・
このままでは・・・
年末の風物詩と申し上げたのは、新たな政党を作るにしても、
来年度の政治資金額が決まるのは、12月末現在の議員数による。
ですから、政党の離合集散の動きが激しくなるのは年末ってことに。
所詮は「金目の話」と嘆いてはいけない。政治には金が掛かるのだから。
どんな結末が良いのか。
政権を担う官邸の中枢は、現在の国民の政治傾向を「3・5・2」と分析している。
安倍政権のスタンスは3を確実に抑え、5を取り込む・・ことにある。
3とは国民の3割は歴史や伝統を重視する「保守系」(右)
2割がリベラルと称す「革新系」(左)そして、
どちらでも良い、いやどちらにもなびく・・「中道系」が5割。
私は、この分析を正しいと思う。
昨今の自民党の政策は社民主義と思えるほどに、5を意識した政策である。
だから、3プラス5を取り込むので安倍1強と言われるのである。
民進問題で厄介なのは、2のうち共産、社民が0.5、更に分裂していることにある。
それを除くと、左である革新系は1.5しかないことになる。
その1.5では何ともならないと、希望が5に舵を切ったが、2を無視した結果が惨敗。
無所属は2の一部と、積年培ってきた経験と個人後援会が支えた・・・・
この際、年末の風物詩の期限が迫っているのだから・・
健全な野党は必要です。ここは思い切って、大同団結、復縁して元の鞘に・・
とするのが、最もベターなんだが、そこはそこ・・・主義、主張にメンツに嫉妬、
ドロドロの人間関係が交錯して簡単にはいかない。覆水盆に返らず・・・
ではどうなるのか。朝日のオピニオンコーナーのコラム「記者有論」
政治理念をいくら語っても、埒があかない・・「政治の技」を使って・・
まずは多数を取れと・・・まぁ、野合で良いではないかと、いう。
それができる政治家が野党にいるのなら、こんな事態にはなっていない。
多分だが、行くも地獄、残るも地獄・・・敗者のもがく・・
地獄の政治劇を年末に見せ付けられるのではと思う。Goto

コメント